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散歩の途中

iPhoneもって散歩しながらいろいろ観察したノート

相模川を歩く その4 三ヶ木(津久井)から相模湖まで

川をあるく 神奈川 相模原市緑区

相模川の遡上歩きは、10年ほど前まで津久井郡と呼ばれていた地域に入ってきた。「その4」のスタートは津久井郡津久井町三ヶ木(みかげ)(現在は相模原市緑区三ヶ木)から。途中、津久井湖の上部から沼本ダム周辺を通り、桂橋から千木良方面を経由して相模湖を目指す。山間部に入って、河原も、その横に沿う歩道もないので、なるべく川に近い一般道を歩き、川に近づけるところにはなるべく寄ってみる。
この日の行程

まず神奈中バスの三ヶ木ターミナルへ。三ヶ木行きバスの出ている橋本駅からは30分程度かかる。
三ヶ木ターミナルの表示板でここにいる証明

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バスを降りると三ヶ木交差点

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交差点を国道412号の相模湖方面へすすむ。実際は一本裏の旧道を行く。旧道は結局、国道にぶつかってしまい、そのままカーブを下っていくと道志橋に出る。
道志橋のたもとから

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道志橋のうえから道志川下流方向

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この川は相模川ではなく、道志川。このすぐ先で相模川、というか津久井湖に合流する。左側の小さな集落、沼本の方へこれから進む。
道志橋のうえ、さきほどと反対側から道志川上流方向

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下に見えているのは旧道志橋の橋げた。今渡っている橋ができる前は、あちらに旧道があって、旧道志橋が架かっていた。
旧道志橋付近は横浜水道みちを訪ねた時に少しふれている。

 

miwa3k.hatenablog.jp

道志橋を渡り終えると、国道の下から上ってくる細い道がある。これは現在の旧道の名残りで、旧道志橋を渡った後、坂を上がってここへ出てきて現在の道筋に合流している。
この細い道を下ると、橋の下をくぐって先ほどの小さな集落がみえていたところへ出る。その先をまた細い道で細かく折れたりして進むと、津久井湖の湖畔に出ることができる。
津久井湖畔、貸ボートのりば付近から

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湖畔というのは完全に過去形の光景ではある。地図を見るとここは水面下で、正面に盛り上がっているところは島なのだが、草原化しちゃってる。
この、元湖畔、岸をめぐる形で細い道があり、そこを行く。森の木に覆われたうす暗いところを歩いて行くと、石碑やお地蔵さんがたくさん。

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津久井湖は昭和になって、城山ダムが建設されたときにできた人造湖なので、もしかすると、そのときに湖底に沈んでしまう碑や石仏をここへ集めたのかもしれない。古い地図をみると、いまの湖底にあたるところには道路も家屋もあったことがわかる。

ところで津久井周辺を歩いていると、上の写真で灯篭の手前に「廾三夜」と刻まれた石碑があるが、この文字が刻まれた石碑をあちこちで見かける。まず読み方からわからなかったのだが、二十三夜(にじゅうさんや)と読み、これは二十三夜塔というそうだ。月待講というもので、二十三夜(旧暦の23日)に講員が宿に集まって飲食をともにしながら月の出を待つことをいう。三夜様とも三夜供養ともいい,月待行事のなかでも最も盛んに行われた。また〈廿三夜塔〉と刻んだ石塔などを立て,近世には各地で盛大に行われたとのこと。特に津久井周辺ではこの塔の数が多いのだそうだ。

さらに月待講については、「昔は月を信仰の対象として、特定の日の月を特定の神仏と結びつけて拝む「月待講」という行事があった。たとえば、23日の月を拝むものなら二十三夜講で、勢至菩薩

不思議ひとつ解決。

石碑や石仏のあったところから坂を上がると沼本ダムの間近に出る。その近くで神奈川県農業技術センターの茶畑

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これは沼本ダムで発電も行っていた頃の送電線鉄塔だろうか

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このほかにも、近くに同じ形の鉄塔が残されていた。かつて沼本ダムで発電を行っていたのは確からしいが、詳しいことはわからない。
沼本ダム

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沼本ダム Wikipediaから抜粋)
沼本ダム(ぬまもとダム)は、神奈川県相模原市緑区相模川に建設されたダム。堤高34.5mの重力式コンクリートダム。1943年(昭和18年)に完成。ダム湖の名称は沼本調整池(ぬまもとちょうせいち)。現在は下流に建設された城山ダムのダム湖である津久井湖に半分以上水没しているが、ダムとしての機能は維持されている。ここで取水された水は、津久井分水池、相模原沈でん池、川井接合井を経て、西谷浄水場へ送られている。

ダムサイトにつながる階段があったが、柵があって立入禁止。ダムの反対側の廃道を通って近づくことはできるらしいが、いずれにしても立入禁止区域ではある。
こちら側の道路もここで突き当りなので、引き返して国道412号へ出る。寸沢嵐(すわらし)という地区をぬけ、阿津の交差点で県道へ右折。
道なりにすすむとしばらくして桂橋に出る。
沼本調整池(相模川)にかかる桂橋

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桂橋のうえから相模川下流側

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同上流側

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下流側に沼本ダムがあり、そこが堰のようになって、ここは長細いダム湖(沼本調整池)となっている。
橋のうえから来た方を振り返って

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橋を渡って左岸側に出たら、すぐの交差点を左折し、川の上流方向へすすむ。途中で脇道にそれ、そのまますすむと牛鞍神社の赤い鳥居が見えてくる。

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境内をぬけると反対側に崖下へ下りる道がある。この道は東海自然歩道の一部だ。

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弁天橋方向へ坂を下りていくと、下に橋が見えてくる。

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橋の近くまで下りていくと、相模川というよりもまだ沼本調整池の一部で、流れのない池のようになっているところに出る。

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弁天橋のうえから沼本調整池を望む

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弁天橋、渡り終えてから振り返って

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対岸の神社のところから坂を下りてきた分、こんどは上り返す。上がり切ったところで一般道に出て、相模湖方向へすすむ。東海自然歩道は途中で分岐して山の中へ入っていく。こちらはまっすぐすすむとまもなく相模ダムに出る。

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相模ダム天端(てんば)から

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天端というのはダム堤体のいちばん上部のところ。つまりこの道路が通っているところ。
そこから下流側をのぞきこむ

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ダム湖側にまわって

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相模ダム (神奈川県のHPを参考)
相模川河水統制事業は、京浜工業地帯(横浜市川崎市等)を中心とする工業生産の増強や人口増加に伴う水道用水、工業用水及び電力需要の増大、さらに食糧増産のための開田開発用水の確保等を目的として1940年(昭和15年)にスタートしました。
相模ダムは、1947年(昭和22年)に完成した、堤高58.4mの重力式コンクリートダムで、神奈川県で最初の大規模な人造湖・相模湖を形成、その貯水容量を利用し、相模発電所を経由して下流の沼本ダムから水道用水などを安定的に供給し、相模川の水を多目的に利用しています。
現在では、湛水開始から長い年月が経過しているため、ダムの宿命とも言える堆砂が進み、これを取り除くための事業(相模貯水池大規模建設改良事業)を継続的におこなっています。

相模湖大橋

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ダムの間近にあって、国道412号が通っている。向こうに見える、窓が並ぶトンネルみたいなのは嵐山洞門。
相模湖大橋は途中までしか渡らずに引き返し、相模湖公園方面へ。
相模湖公園近く

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公園のなかから望む相模湖

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相模湖の「上流」方向、向こうは藤野方面

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相模湖公園まで到着して本日はおしまい。JR中央線相模湖駅へ。

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この日の歩行距離は10.6km。
相模川遡上はとりあえず相模湖までで一旦終了。その先を歩いたら、また新しいノートを付け足すことにしよう。

miwa3k.hatenablog.jp

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