鶴見川支流のひとつ麻生川(あさおがわ)とその麻生川の支流、片平川(かたひらがわ)を歩きました。
麻生川の源流は川崎市麻生区向原と東京都稲城市平尾の境界付近にあり、麻生区下麻生で鶴見川に合流する、延長4.3kmの河川です。ほぼすべて川崎市麻生区を流れます。
その支流、片平川は麻生区栗木、桐光学園敷地付近を源として麻生区上麻生で麻生川と合流する、延長2.78kmの河川です。
流路地図をノートの最後尾に置きました。(前回、早渕川と同じ地図に加筆)
◆麻生川
源流から下って鶴見川の合流点へ歩きます。
源流付近、現在は住宅地
宅地化工事でだいぶ地形が改変されていますが、この付近谷戸の最奥部です。
左下の道路が最初に流路確認できる場所です。
その左方向を見ると
植え込み部分が始まりの流れ、暗渠になっています。
しかし、最初の写真の正面へ進むと、カーブミラーの後ろから細い道が上へあがってます。
側溝のある未舗装の坂道
この道がちょっと謎です。川のはじまりと関係してる気がしますが、置いておきます。
植え込みのある暗渠へ戻り、先へ進みます。
しばらく住宅脇をくねくねと曲がり
少し広い道路を交差して、正面フェンス下で流れが顔を出します
水の出口の上から
ちょっと先から振り返って出口を
案外水量が多い。植栽のある暗渠部以外にも流れがあるかと。
これより下流は普通の河川です。
平尾中央通り下平尾(麻生高校前)交差点へ
バスも頻繁に通る交通量の多い道路と少し並びます。そして、流路上がしばらく川崎市麻生区と東京都稲城市の都県境です。
平尾中央通りも都県境も逸れていき、
麻生警察署脇付近(川崎市麻生区古沢)
都県道3号線(津久井道・世田谷通り)を交差して
小支流の合流
近年大きく変わった新百合ヶ丘に近いこのあたりですが、麻生川の周辺は昔とあまり変化ないようです。
ここで合流しているのは繁華街周辺から来る流れです。
すぐに桜並木がはじまります
並木道は結構長く、桜が咲く時期は良い花見スポットになりそうです。
山口橋から上流方向
津久井道下をくぐるところ、歩道橋架設工事中
現代世の中的に道路歩道橋は無くす方向に進んでいると思っているのですが、この背後に小学校があるからでしょうか。
その柿生小学校のちょい先が麻生川と片平川の合流地点。
麻生川、片平川合流点、下流側から振り返って
向こうから麻生川、左から橋の下を通って片平川が合流。見にくいですね。
片平川はノート後半で歩きます。
その後、逆S字に蛇行、
ここは下流へ向かって右へカーブ(麻生区上麻生6丁目)
この先で左へカーブしてます。ここも片側だけ桜並木。
横浜上麻生道路(神奈川県道12号)を交差するところで川崎市麻生水処理センターの下水処理水を受け入れ、その先では真光寺川旧流路を流れる水も受け入れます。
真光寺川旧流路との合流
穴があいてるところが真光寺川旧流路、昔は真光寺川本流でしたが現在は鶴見川へ直接合流しています。
現在の真光寺川本流はこちらにまとめ少々
旧流路はすごい蛇行がそのまま残ってるのを見てますが、未だまとめきれてません。
もう少しで鶴見川合流地点です。
新三輪橋下流から上流方向振り返って
麻生川、この付近ちょっとだけ川崎市麻生区と東京都町田市の境界になっています。対岸が町田市。
鶴見川合流目前の麻生川
右側が広場になってます。
広場に入り、
合流地点降りる階段から
左が麻生川、右が鶴見川、合流して向こうへ鶴見川として流れて行きます。
天気の良かった頃の麻生川合流地点(2017/05)
◆片平川
麻生川との合流地点から上流へさかのぼって歩きます。
合流地点にある天神橋
麻生川側の合流地点写真に写したけど目立たなかった橋です。
向こうに柿生小学校体育館、そちらへ進みます。
体育館脇までくると一気に天気が良くなりました。
ってほんのちょっと歩いたくらいで 2019年6月
片平川は、住宅地だったり、森があったりという中を流れる、普通の川です。流路のほとんどが”片平”というところ、それくらいの短い川です。
麻生区片平3丁目付近、片平橋から上流方向
片平6丁目付近、中央橋から下流方向
あっという間に上流の雰囲気(片平8丁目)
フロンターレ橋から上流方向
サッカー、川崎フロンターレの練習場が近所にあります。そこへ向かう道に架かる橋。
さらにさかのぼるも、まだ片平8丁目
暗渠出口近くから下流方向
川の中が所々赤茶(というかオレンジ)色なのは鉄酸化細菌、鉄バクテリアと呼ばれる細菌によるものです。
特に水温の高い夏場、水中に溶けた鉄分を酸化して赤錆び色にしますが、細菌に害はなく、水が汚れているために発生するというものでもないそうです。あまり見た目よくないのがアレですけどね。
片平川本流暗渠出口(麻生区栗木)
地名が片平ではなくなったと思ったら、栗木と片平の境界でした。
これより上流は暗渠、コンクリート蓋の暗渠が500mほど続き、その突端(最上流部)は桐光学園中学高校の校門前です。(ストリートビュー確認)
暗渠部分はこの時追いかけてません。記録は暗渠出口までです。
鶴見川支流流路地図 麻生川・片平川は左上方