金目川(花水川)支流、神奈川県平塚市を流れる河内川(こうちがわ)を辿ったので記録を残しておきます。
河内川は延長3.5㎞の小さな川です。平塚市広川、めぐみが丘住宅地東側の小田原厚木道路近辺に源があって東から東南方向に流れ、平塚市・大磯町の境界に近い平塚市山下で金目川(花水川)に合流します。合流後は約2㎞下り、相模湾河口に達します。
下流側からさかのぼって歩きました。
最初は金目川、河川敷ごしに大磯の高麗山(こまやま)
高麗山は168mの小さな山、歌川広重の『東海道五十三次』平塚宿の中に描かれた特徴的な形の山です。
このすぐ近くに架かる高麗大橋付近が河内川の金目川合流点です。
高麗大橋上から上流方向
左側竹笹やぶの先に合流点があり、左から河内川が合流しています。
川の正面奥のピークは大山、その後ろは丹沢です。
合流点近く
いずれも手前が河内川。2つの河川の間に立派な護岸がありますが、この上流500mほどは流れが並行しています。
河内川右岸側の歩道、入ってすぐの場所に標柱「これより上流 河内川」
金目川と並行していた流れの向きが変わって離れていくあたりから
下流方向、右は高麗山方面
川沿い散歩の人が多いです。〈自分もそのひとりですが〉
200mほどさかのぼると左から小さな川(あるいは水路)が合流してました。
2つの流れの間は県営住宅、昨年(2021年)夏に大雨で水が溢れたらしく、その改修工事でしょうか。
こちら側にも土のうが積んでありました
この先しばらく住宅地内を流れています。
平塚市徳延、河内あたり
蔵の前橋上から上流側
流れはカーブして県道に沿っていきます。
大町橋たもとから上流方向
前方は東海道新幹線高架、また正面に大山。
同じく下流側
少しさかのぼると並行している県道に『かまくら橋』交差点があります。橋の下を流れるのが河内川ですが、橋上には道が鎌倉街道であることを示す解説がありました。ただ地元の地名しかないのでどのあたりに通じていた街道なのかわかりにくいです。(南関東周辺はあちこちに鎌倉街道が存在しますし)
かまくら橋上から
道路反対側から周辺もいれて
左端標柱「二級河川 河内川」、道標は中央に「鎌倉街道」左へ「平塚市街」右へ「公所・吉沢」(いずれも周辺の地名)、鎌倉街道解説、石碑のようなのは「河内川」「鎌倉橋」の名標(古い橋に取り付けられていたのでしょうか)と並びます。
向こうの山(丘陵)は左の高麗山から鉄塔の立つ湘南平あたりです。
たぶんこの橋上が河内川二級河川としての起点、この上流は準用河川になります。(管理上の都合ではあります)
かまくら橋の上流側
少し先は住宅からの橋が密集
田んぼの横をもう少し進むと
水路が2つに
上流方向を見てます。左側が河内川、右からはたぶん農業用水路、足元をくぐって通り河内川と合わさってます。
左カーブした先
梅の咲く頃
律義に河川標識がたってました
再び県道を横切って住宅地の間せまいところを少し流れ
ついに蓋がけされてしまいました
背後(上流側)で、これは小田原厚木道路の下を横断中
道路反対側は大きな遊水地
右側に小田原厚木道路、左は小高くなって平塚市めぐみが丘の住宅地です。その丘の周辺から湧き出す水が河内川の源流になっていると思われます。(現在は遊水池を設けて溢れ出したりしないよう厳重に管理)
最初の一滴までは見られませんが、源流到達ということで、河内川ここまでとします。