大きな川とそこから分けられた水の流れる水路を長く歩きました。瀬音、水音に浸り、たくさんの紫陽花も見ることができて良い散策になりました。
まず酒匂川から
起点は小田原市内、小田急線蛍田という駅にはじめて降りて東の方向へ500mくらい
堤防にあがります
上流側に県道の富士見大橋、下流側に小田原厚木道路酒匂川橋梁が架かるその中間あたり
〈酒匂川は6年前に河口の海岸から上流へ向かって歩いたことがあるのですが、この付近の記憶ははっきりしません。「記録」を見返すとこの堤防歩いてます..でもまた新鮮な気分で歩けるということで〉
富士見大橋方向
あちら方向、上流に向かって歩きます。
堤防上の道はサイクリングコース
天気も上々強い日射し、日焼け止めをしてもすっかり焦げてしまいました。
川をあるきはじめて1㎞くらい
富士道橋の下流側から
富士道橋上流側
紫陽花が咲きはじめてました。〈歩いてから2週間ほど経ってまとめました〉
このあともあちこちで目にすることになります。
2枚の下の画は奥が箱根の山なみ
次の報徳橋を渡り酒匂川左岸へ
左岸側は大井町、先に見えるのは曽我丘陵
大井町側からは川越しの箱根山です
箱根は左半分くらいで正面の丸いのは矢倉岳ですが
反対側、大井町の水田
正面の谷間向こうには丹沢も見え
酒匂川の堤防にはクロマツの木がたくさん植えられてます。クロマツは地下に広く根をはり堤防が頑丈になるということで、江戸時代二宮尊徳(金次郎)が治水のため植えたのがはじまりと言われています。
左岸堤防に紫陽花は見つけられませんでした。
次に足柄紫水大橋を渡って右岸へもどります。
橋の中央が大井町開成町境界
橋上から川の下流方向
両岸に黒っぽい松(クロマツ)が並んでいるのがわかります。
足柄紫水大橋の上流側に堰がありました。
栢山頭首工(かやまとうしゅこう)
酒匂川の農業用取水堰のひとつです。川左右両岸の用水路へ水を分け周辺田畑におくります。
この足柄平野一帯は用水路が発達していていたるところで水路に出合います。
特にこのシーズン、田植えのため水路には大量の水が流れ、歩いていても常に聞こえてくる水音に何かとても心癒されました。そして紫陽花にも
堤防土手から下りて用水路
開成水辺スポーツ公園から
犬の散歩と正面先は川音川の合流
正面奥、東名高速の橋梁のほうから手前へ川音川が流れてきて酒匂川と合流しています〈よくわかりませんね〉。合流点付近は松田の街
木蔭のガクアジサイ
こちらもまだスポーツ公園内。先に架かるのは小田急線酒匂川橋梁。
小田急、十文字橋、新十文字橋と下をくぐりその先
川手前は開成町吉田島、向こうは松田町松田庶子というあたり。川のなかには鮎釣りの人の姿があります。
このあたりで酒匂川から離れ周辺の水路、水音を間近に聴きながら歩きます。音をこの場に表現できないのが大変残念です。
水路、田んぼ、紫陽花の3点セット
こちらは「開成あじさいの里」から
あじさいの里では「あじさいまつり」開催中、その様子は次回まとめる予定です。
おまつり会場からは離れ
「武永田(ぶえだ)用水」という用水路、近くの酒匂川から取水されてます。
遠景は相変わらず箱根外輪山、矢倉岳など
のどかな風景が続きます
こちらは山北町にも近い南足柄市班目というところ
左のフェンス下には文命用水の流れがあります。この背後にはその水を利用した福沢第一発電所があり、左にはつくられた電気を送る送電線、鉄塔も見えてます。
文命用水は農業用水と水力発電用水を兼ねているのですね。
道路右側は文命用水を分けた水路かと思います。周辺田畑に導かれていました。
福沢第一発電所付近の水路
発電所周囲はちょうど工事中、シートがかけられて何もうかがえません。
手前の水は発電所近くで分けられたのでしょう勢いよく流れています。
このあたりで歩く方向を変え、水の流れに沿ってくだって歩きました。
再び開成町内に戻ります。
流れを二手に分けている分水工
そしてまた水路わきに咲く紫陽花
帰りはまた酒匂川に戻って松田へ出ました。
十文字橋上から上流
下流の小田急橋梁など
まずはここまで