散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

隅田川テラスを歩く (左)その1 両国橋から言問橋まで

つい先日、千住大橋を渡ったら高水敷に隅田川テラスが延びてきているのに気づきました。いつの間に進化してる...
前回隅田川を歩いてここにまとめたのが2017年12月、4年半も経つとあれこれ変わりますね。
ということで久しぶりに隅田川を長く歩きました。

隅田川テラス、川下のほうは4年前の時点ですでに整備済みでしたので今回は半ばから上流方向へ、新しくできたところを中心に歩いてみました。ただし全体の整備はまだ未完、工事や未整備区間は一般道を迂回しつつとなります。
左右両岸のテラスを歩くつもりでいます。今回はタイトルで記したように(左)=左岸側を歩いた記録です。

(左)出発点は中央区日本橋墨田区両国の間に架かる両国橋から。

右岸の東日本橋駅で下車した都合上、左岸へは橋を渡ります。
両国橋

四隅の親柱にはみなこの丸い球がのってます。何を意味しているのかは知りません。

 

左岸側へ

右首都高下の遊歩道が隅田川テラス、このあたりはだいぶ前に整備済みです。

正面はJR総武線隅田川橋梁、その外観、個人的に結構気に入ってます。

 

テラスへ下りる階段上から隅田川と両国橋、向こう正面は神田川柳橋

 

JR総武線隅田川橋梁は1932(昭和7)年竣工

架けられてすでに90年、周りも関東大震災後の復興で架け替えられた橋が多いのでそれと同時期ではあります。

 

水の上を歩けます〈たぶんこの付近だけ〉

 

左岸側のテラス(墨田区横網

上に高速道路が被さりこちら側のテラスは日陰になってしまいますね。

護岸には浮世絵や近所の小中学校の生徒が描いた絵。少し色褪せ気味...
また近くには両国国技館があって相撲の街、左手の欄干は相撲の四十八手(決まり手)のレリーフが組み込まれています。48種あるのでしょうか、表現もうまくできていて一見の価値ありと思いました。(この角度からはだいぶ苦しいですが)
川を渡るのは奥が蔵前橋、手前はNTTの通信線や水道菅が通る蔵前専用橋、こちら人や車は通れません。

 

蔵前橋を花壇と

 

個人的に蔵前橋は真下から見るのが良いかなと思ってます。
少しずらしましたが

江戸時代に幕府の米蔵があったので蔵前、それにちなんで橋の塗装は稲穂の色をイメージしているそうです。しかし「蔵前」という地名は対岸(右岸)側ですね。

 

また似たようなことやってます
厩橋と屋形船と花壇

蔵前橋の上流400mほどで次の厩橋(うまやばし)。

2017年に通った時は塗装工事中でした。その頃この付近の橋は軒並み色が変わりましたが、厩橋はそれほど変化がなく気が付きませんでした。深い緑から薄いくすんだ緑色に変わっています。
(塗り替えが行われたのは下流側から蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、白鬚橋の5橋)

 

振り返って、厩橋

 

同じ位置から上流方向

次は250mで駒形橋。

間近から

中央の大きなアーチとその両側にも小さなアーチ(道路面の下)のある橋。

この橋は2017年に通ったとき以降に塗り替えられて青色が深くなっているそうですが、むむっ、ここも気づいてなかった。

青が濃くなったそうです。

対岸、右端に小さく見えているのが橋名の由来となった駒形堂(の裏側)。

 

そして、橋の色が変わったといえばこのへんで一番変化の大きいのが次の吾妻橋でしょう。

吾妻橋下流側から

通りかかったときはちょうど日光が影をつくる絶妙な位置角度だったのもありますが
参考までに2017年時点の似た位置からの絵も

 

これは上流側間近から

赤はずいぶん暗いものに、照明灯の柱などはグレーに変わってます。
背後にある有名な金色のビルと〈あの〉オブジェに真っ赤な橋は負けてなかったのに、そのうち対岸のテラスも歩く予定なのでそのへんも比較観察してみたいと思います。〈なんか暗いわ〉

さて、浅草の対岸まで来ました。

次は東武線の隅田川橋梁、浅草駅を出発するとすぐに渡る橋です。
やや遠景で

この鉄道橋も周辺の道路橋同様最近塗色を変え、東京スカイツリーと同色にしたそうです。

もう少し近くへ寄ると

電車が通る部分の下に少し暗いですが、歩道(すみだリバーウォーク)が2020年6月に開通しました〈当初はオリンピックに照準あわせてたのでしょうね〉。歩道はこれも同時にオープンした東京ミズマチを通ってスカイツリーのほうへのびています。

 

リバーウォークが隅田川左岸側にわたってきたところです

枕橋の上からです。
通る電車の下に歩道、線路の下をくぐっていったん反対側にまわりますが、手前の北十間川(源森川)に沿ってこの背後にも続いています。正面のでかいのは源森川水門、上は首都高速向島線。

 

枕橋の上から反対側

以前ここを通ったときは線路下に何もなく、もちろん隅田川上のリバーウォークもない、スカイツリー以外見る風景はないような場所でしたが、変わりました。

 

線路をこえて上流側へ

背後は隅田公園。ここから上流へまた隅田川テラスが続きます。

 

同じ位置から上流方向

前方は言問橋

周辺の橋が塗り替えられたなかでこの橋だけ対象外、理由はどうやら言問橋だけ管理が国であるためだそうで(他は東京都管理)。国道(6号)が通ってます。

 

言問橋、間近と真下から

左岸側の隅田川テラス、まずはここ言問橋まで。

東武線の橋梁から北十間川合流点の間だけはテラスがつながっていませんがそこは仕方ないでしょう。

まだ以前からあるテラス部分しか歩いてませんけど小休止。

 

隅田川テラスの整備状況/左岸・両国橋より上流  2022/5月現在
紺色:整備済み オレンジ:堤防の川裏側に歩道(視界がきかないところあり)
グレー:工事中・通行止め