レインボーブリッジを渡ってお台場、さらに有明まで歩いてきた散歩の続きです。
前回まで
品川から歩いてレインボーブリッジを渡りお台場へ - 散歩の途中
お台場海浜公園からシンボルプロムナード公園経由で有明へ歩く - 散歩の途中
有明からは環二通り(環状2号線)をたどって汐留まで歩きます。
この区間は最近開通した道路で、有明ー豊洲は2006年の開通、豊洲ー築地は2018年11月の暫定開通、現在も築地市場跡から新橋までの区間は暫定開通、トンネル区間は工事が続いています。(2022年開通予定)
当初は計画になかった築地大橋や建設されてからずっと通行できなかった豊洲大橋などが通れるようになり、歩道も整備されていることを最近知り、歩いて景色を見たり、様子をうかがったりしてきました。
今回は環二通りの終点、有明からです。
前回の再掲、ここまで歩いてきたシンボルプロムナード公園の広い歩道を左折して環二通りに入ります。
方向変わって環二通りの歩道から。この先歩いていく方向をみて
首都高湾岸線の上を横切ると隣は有明コロシアムです。
左)有明コロシアムの建物
右端の方正面奥に向かって環二通り。
有明コロシアムの先、大きな仮設スタンドが目に入りました。
先の有明北橋から振り返るとたくさんあります。
GoogleMapでは有明アーバンスポーツパーク・オリンピックBMXコースと記されています。
オリンピック用ですか。わりと簡素な施設もあるんですね。(ところで来年使うとして、このままではスタンド錆びませんかね?)
有明北橋のたもとから
正面の森は昔の東京港防波堤、現在は埋立地の間の運河(東雲運河)の中に取り残された形ですが、以前は前後の埋立地も存在せず、文字通り(この向こう側にある)東京港の防波堤となってました。
防波堤は第三台場、レインボーブリッジの台場側アプローチの先まで断続的に伸びており、3㎞以上の長さになります。戦後植林されて人の立入は禁止、自然の森になっています。
右の道路は環二通り、上はゆりかもめ。どちらの橋も2006年の開通です。
有明北橋の上から
道路越しに向こうの白っぽい建物は豊洲青果市場の建物、その向こうは豊洲方面。
橋上からこちらは逆側
左が旧防波堤の森、右は豊洲市場水産卸売棟、下は東雲(しののめ)運河。
豊洲市場水産・青果棟の間へ下りていきます
そのまま直進して
豊洲市場前交差点
見ている方向は、前方がゆりかもめ市場前駅、先へすすむと豊洲です。(右方向)有明から上を並走してきたゆりかもめはここでカーブして豊洲へ向かいます。
市場が移ってきて、新たに市場以外の建物もたくさん増えて、ずいぶん変わったという印象です。10年くらい前は草っぱらしかなかったのに…
この先左へ環二通り(環状2号線)を直進します。
ここから先の環二通り開通は2018年11月です。
豊洲市場の敷地をぬけるとすぐに豊洲大橋
たもとから
間は晴海運河。
晴海運河は東京の他の運河に比べて幅広く、豊洲大橋の橋長は550m(前後の運河に架かる橋は250m程度)あります。
この橋、一般供用開始が2018年11月ですが、架橋工事は2008年に完了済。築地市場移転の遅れで環二通りの開通も遅れ、橋はそのまま放置されていました。
橋の向こうは東京オリンピック選手村の建物です。
橋の中央付近から振り返って豊洲市場方面
晴海ふ頭側、向こうはレインボーブリッジ、芝浦方面
豊洲大橋開通前から運河の豊洲方に晴海大橋があったので、行き来にさほど支障はありませんでした。でも架橋済の橋がいつまでも使われなかったのは個人的に不思議に思ってました。結局開通に向かった動機はオリンピックでした。
橋の上晴海側から
橋を渡った先は晴海地区。
岸壁に水産庁の船2隻(白竜丸、東光丸)、対岸からは1隻にみえましたが2隻いました。埠頭の延長線上は晴海ふ頭客船ターミナル。
右はオリンピック選手村、周辺の整備は終わっているようですが、一般の立ち入りは制限され、がらんとしています。〈警備も厳重そうです〉
その先、道路は地上におりて
月島警察署交差点手前から築地方向
右側が環二通り、当初の道路計画ではこの付近から地下トンネルに入り、築地、汐留と通過、現在供用されている新橋からのトンネルを通って虎ノ門まで地下でつながるはずでした。
計画は変更されて晴海から築地の道路は地上を通ることになり、隅田川を渡る築地大橋が建設されることになります。
月島警察署交差点の先、中央地区清掃工場横
朝潮運河手前の高架にさしかかるところ
隅田川を渡る前に朝潮運河をわたります。道路はまた高架になります。
すぐ隣は運河の水門でした。朝潮水門。正面の橋は歩行者専用朝潮小橋。
左が晴海地区、右が勝どき、豊海地区になります。
同じ位置から勝どき側
黎明大橋を渡ると車道は高架のまま築地大橋へ、歩道はいったん地上へ下ります。
黎明大橋から勝どきへ
勝どき陸橋交差点で清澄通りを渡ると築地大橋へ。
築地大橋たもとから橋の反対方向、清澄通り方面
左はすべて車道、歩行者自転車はこの右から階段、スロープで上がってきます。
反対を向くと築地大橋
ここまで歩いてきたのは、実は隅田川最下流に架かる新しいこの橋を渡ってみたかったからです。
鋼3径間連続中路式アーチ橋という形式、長さは245m、橋の開通は2018年11月です。
アーチ上部に横方向の繋ぎ材がないので開放的で、リブが外側に傾斜しているとかカッコいいと思います。
橋銘板付近から
橋中央付近から
見にくいですが、前方は築地市場跡地。橋の右(北)側はほぼ更地になりました。左側はまだいろいろ工事真っ最中でその中央を環二通り、まだ暫定開通ですが、が通ります。2022年には市場跡地のどこかにトンネル出入口ができて虎ノ門までのトンネルが開通するはずです。
築地大橋から道路向こうに勝鬨橋
隅田川河口方向
河口近くで川幅が広がる川が(東京では?)多いかもしれません。隅田川もそのひとつでしょうか。> わっと(id:watto)さんのブコメに勝手に応答
渡り終わって築地側歩道
車道は右側暫定開通している道路をまっすぐ進みます。歩道は左へカーブし、浜離宮庭園の濠?(築地川)に沿っていきます。
こちらまだ解体前の市場建物が残っていました
歩道から汐留方向
少し前まで右側を暫定の車道が並行してましたが、現在は離れています。
隣りは築地市場跡の工事現場
右奥に築地大橋のアーチが見えます。
歩道から浜離宮庭園側の石垣を望む
浜離宮、最初は江戸城の出城として築かれたということで、それっぽい石垣です。
浜離宮庭園の石垣を隣りに見ながら汐留方向へ歩いて行きます。
庭園に渡る橋
環二通りに沿った歩道をここまで歩いて汐留まできました。右後方は汐先橋交差点になります。
環二通り車道部分は築地から汐留、新橋まで現在トンネルの工事中です。築地市場旧青果門前から汐先橋交差点を通り、第一京浜交差点先までは地上道路が使用されていますが、この区間は歩いていません。
その先は自動車専用トンネルが虎ノ門ヒルズ前まで通行可能になっています。
この日の散歩、最後は新橋駅にて終了。