散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

ソラムナード羽田緑地が空港A滑走路間近まで延伸したので多摩川スカイブリッジを渡って見に行きました

羽田空港と多摩川の間にある散歩道『ソラムナード羽田緑地』が東京湾側に延伸していつの間にか通れるようになってました。(大田区によれば令和6年4月1日に全面開園とのこと)
このあたりは定番の散歩コースでしたが最近ちょっと間があいて、その隙をつかれました..
今回はかつての散歩コースを久しぶりに訪れ、川崎市側から多摩川スカイブリッジを渡ってソラムナードの先っぽへ歩いてきました。その様子をまとめます。

 

スタートは六郷橋の川崎側

昔は東海道川崎宿の入口で六郷の渡しがありました。
六郷橋歩道から下りてきたところには記念モニュメントなどがいろいろ並んでます。

ここで橋は渡らず、多摩川沿いに堤防上を下流に向かって歩きます。

 

堤防上に距離標
「多摩川右岸 海から5K」

距離標の頭の上あたり水が右に入り込んで見えますが、奥に水門があります。

川崎河港水門

多摩川下流側から見てます。

ここにはかつて運河を造る計画があって1928(昭和3)年にこの水門が設けられました。
2つの塔上にあるのは当時の川崎の名産品だった梨・桃・ぶどうをあしらった彫刻で、塔側面には川崎市市章も入ってます。この水門は現在国登録有形文化財に登録されています。

ちなみに運河は水門から220mほど開削されただけで工事中断され、現在はそれもほとんど埋立てられてしまっています。

 

多摩川堤防上を下流にむかいます。

川崎河港水門から数百メートル下ったあたりから上流方向

多摩川水面奥に川崎の市街地ビル、六郷橋はごく小さくなってしまいました。
このあたり堤防の外側は味の素川崎事業所、内部からはしばしば臭気〈正直に言えばよい匂いではない〉が漂ってきます。

 

河口から3㎞の距離標を過ぎると「大師橋」が間近

手前塔のある斜張橋が〈通称〉産業道路、奥が首都高1号羽田線の橋です。

 

大師橋を横切ると下流に羽田空港の施設や飛行機なども見えてきます

これから渡る多摩川スカイブリッジもありますが、まだ2㎞ほど先ではっきりわかりません。

 

堤防上の歩道自転車道をずっと行きます。
ただしスカイブリッジを渡る場合、真下まで行ってしまうと橋の上へあがれません。
こんな標示があります

実はもう少し先にある同じ標示が最終案内になりますが、それに従っていったん一般道にでます。
先に見えてますが、スカイブリッジまではまだ少し離れているので油断なりません..

ちなみにこの画の左端あたりからこの上が羽田B滑走路の延長線上、運用時は離陸した機体がこの真上を通過します。

 

多摩川スカイブリッジの渡りはじめ

下は六郷橋から歩いてきた歩道自転車道(多摩川サイクリングコース)、この直下での連絡がありません。

橋の上から

多摩川スカイブリッジは2022(令和4)年3月12日に開通しました。
開通した頃は頻繁に訪れてましたが最近ちょっとご無沙汰
周囲もあまり変わってませんが正面に写るホテルなどが開業しました。

橋の中央から多摩川上流方向

前方に大師橋、ここからの風景も変化ありません。

同じく空港駐機場、B滑走路先方向

コロナ禍の頃は多くの機体が減便の影響で昼寝〈というより冬眠〉してましたが回復しました。

 

多摩川左岸羽田空港側で橋から下ります。こちらは橋から階段で直下に連絡されてます
スカイブリッジと対岸川崎殿町方面

ここからソラムナード羽田緑地、さらに多摩川下流方向へ歩きます。

少し歩いてからふり返り

右は環八通り、"Gate 6"の表示がみえます。その右が近ごろ開業したホテルとエアポートガーデンなどが入る建物。空港第3ターミナルとその駐車場建物に近い場所です。

足元ソラムナードこのあたりはスカイブリッジ開通時にはすでに通ることができました。

 

仕切り(塀)の多摩川側に出て下流方向

左環八の交差点名が「環八第3ターミナル入口」なので、以前はソラムナードこれより100mくらい先で通行止めになってました。

 

その先まで足を踏み入れて多摩川対岸

どこから流れてきた倒木でしょう..
向こうからは多摩運河が合流してます。ちょうどこのあたりが多摩川河口です。
また対岸川崎側の歩道自転車道終点が多摩運河との合流点(右の四角い建物前)にあります。

ソラムナードにはこんな標示が

多摩川0km地点
Tama River 0km point
標識が矢印の方向にあります。
Marker is in the pointed direction.
ここまで水源から138㎞
138km from river source

標識は今回見逃しましたが過去(2016年)に記録してました。

まだソラムナードが建設される前、当時は「第3」ではなく「国際線」ターミナルから歩いて探しにきました。

そのときの同じ場所の様子をおまけで

上流側、2つ上の写真とほぼ同じ位置方向です。
多摩川スカイブリッジがなく、大師橋がみえてます。

 

ソラムナードは多摩川河口よりさらに海側へのびました

河口より先はフェンスでなくコンクリート護岸になりました。壁の上をモノレールが通過中

 

河口から6~700m下るとフェンスがあって終点です

終点のプレート

日本語だけ

[左]
ソラムナード始点まで2,000m 消費カロリー86kcal
[中]はねぴょん
ウォーキングチェックポイント【ソラムナード羽田緑地⑤】
ここは「ソラムナード羽田緑地」の先端部だぴょん。
端っこまで来てくれてありがとうぴょん!
ここまでの道のりで、あなたにとって素敵な何かが発見できていたらうれしいぴょん!帰りもお気をつけてぴょん。
※この看板は約500mごとに設置されています。 ※消費カロリーは体重60㎏の人が歩幅70㎝、時速4㎞(分速70m)で歩行した場合の推定値(参考:厚労省Webサイト)
[右]黄色の部分
ここはソラムナードの終点

フェンスの先で岸壁が左に折れてます。

塀の上は展望テラスになっているので上がってみます。

フェンスを見下ろして

対岸は川崎市の浮島

テラスから多摩川上流方向


この展望テラスはA滑走路に近く、このときは着陸の運用に使用されていました。
立派な望遠レンズを装着した人たちが何人もいました。航空機好きな人たちの撮影スポットなのですね。

〈この日の自分の機材では迫力ある写真は到底無理〉撮影に集中する人たちの邪魔にならないようにして

滑走路奥にはJAL,Skymark,ANAの格納庫が並んでます。

その左側はA滑走路とC滑走路を結ぶ誘導路

久しぶりにAir France機の姿を見ました。〈左のほう〉

下をカーブしているのは環八です

よく見ると両側に歩道があって歩いてあちらを通れるのですね。滑走路下のトンネルを通って新整備場から第1ターミナルへ歩いても行けるようです。〈このテラスからは直接環八に出られませんが〉

 

展望テラスから下りたところで

右、海上に見えるのは東京湾アクアライン風の塔、A,C滑走路に着陸する飛行機は目視で塔を確認しているそうです。

 

帰りは多摩川左岸側をさかのぼって丸子橋まで歩いたのですがここまでで物語がだいぶ長くなってしまいました。
以下はほんの少しだけ

多摩川スカイブリッジの下を通過して左岸上流側にでます。
羽田空港船着場

水上バスや東京湾クルーズ船などが発着しますが、定期便なんでしょうか?

そのすぐ上流側、多摩川上流方向を見て

ソラムナード羽田緑地はこの少し先までです。

 

その先は環八側も含めて大規模に工事中のため多摩川沿いの歩道も仮道になります。だいぶ前から仮道のままです。
この付近工事中につき

前方穴守稲荷の平和大鳥居です。海老取川を渡る弁天橋のたもとにあってちょうど羽田空港エントランスにもあたります。

まとめは今回ここまでにします。

 

余談ですが、この日足裏に大きな豆まいちゃいまして現在お散歩休業中です。靴のメンテを手抜きしたもんで..