2025年フランス旅行の続き《その11》です。
パリ市北東の19区から南西の16区に移動
最初に訪れたのはパッシー地区にあるマルモッタン・モネ美術館
正面入口付近
美術館建物側面(東側)
美術館建物は1840年にヴァルミー公爵という人が狩猟用に建てたものだそうです。
1882年にジュール・マルモッタンが購入して邸宅に改造、それがそのままの形で現在の美術館となっています。
建物西側からも1枚
ジュールの子、美術史家ポール・マルモッタンによって収集されたコレクションを基に1934年美術館が公開されますが、この頃は意外にもまだクロード・モネの作品は無かったようです。
のちにモネの次男や縁のあった人らからコレクションの寄贈を受けて「モネ」の名を冠する美術館となりました。
クロード・モネの作品のほか、ベルト・モリゾやルノワール、シスレー、カイユボットなどの作品もさり気なく飾られていたりします。
ただし館内、モネの作品約50点は日本を巡回中、この時は愛知県豊田市美術館で展示中とのことでした。
ということで留守番中の作品いくつか
モネの代表作品『印象・日の出』
一連の『ルーアン大聖堂』のうちこの美術館所有はこの1点のみ
多くの『睡蓮』はこの時出張中〈いくつか留守番している睡蓮もありましたが〉
美術の知識教養に乏しい自分ですがベルト・モリゾの作品にも惹かれました。
立葵(たちあおい)(左)とブージヴァルの庭(右)


このほかにもまだありますが美術館のカタログでもないのでこのくらい
館内のある部屋にて
そして、モネ作品は日本巡回中ということもあってか館内は多くのスペースで内装工事が行われていました。
もう少し見たかったなというところで表へ
ブローニュの森もすぐ近くということで美術館近くを少しうろつきましたが入口もよくわかりません
手前にあった小さな庭園から1枚
メトロの駅へ向かう公園内は木々が黄色く染まって秋深し
まだ9月だったんですが
続いてはトロカデロ広場へ
通りをはさんで向こうが広場
広場というより少し大きなロータリーの中庭といった感じ、広くない広場
そのまん中で馬に乗っているのは「フェルディナン・フォッシュ元帥」<Wikipediaによれば>第一次世界大戦で活躍したフランス陸軍軍人、1918年連合国総司令官に就任
〈それよりも手前の車と中の人が目立っちゃいましたね〉
足元ふり返るとシャイヨー宮が左右に2棟どーんとそびえているのですが、この位置から1枚に収めるのは無理
2つの建物の間から一方の側面
金色の女性像が4つずつ両側面に飾られています。
少し前のテラスへ出て同じ方向
同じ形の建物が背後にもあって上から見ると翼を大きく広げたような形になっています。こちら前面にはブロンズ像も
バランス悪いけど両側建物いれると
シャイヨー宮は1937年パリ万博のときに建設された建物で、現在内部は劇場と3つの博物館が入っています。
そしてこのテラスから背後を見ると
エッフェル塔〈逆光で辛い〉
テラスの先端まで行くと先にトロカデロ庭園が下に見えるのですが
本来庭園ですが仮設の建物があって何やら工事中。
〈もしかするとパリオリンピック後の再整備がまだ終わってないのかも〉
この下へ直接降りることができず脇の通路から塔のほうへまわりました。まあ、左右も広くトロカデロ庭園ではあります。
セーヌ川のほとり、イエナ橋のところへ来たら塔の真後ろに太陽
まずは塔の反対側へ移動することにします。
イエナ橋の親柱と
塔の真下は周囲を柵で囲われて直接くぐり抜けることができないので脇から向こう側へまわり込みます。テロ対策とか、塔へ上がる人などは柵内に入れます。
当初エッフェル塔には上がるつもりでいましたが、最上階(276m)の展望台はおろか2階(115m)展望台へのエレベーター予約も満杯、2階展望台まで階段で上る分ならあるということでしたがやめてしまいました。〈でもまだ展望台まであがったことがないのだ..〉
柵のまわりを迂回中、光の具合が良くなってきました
塔を近くから見るとたしかにレースをまとっているように見えます。
防弾ガラス、センサー類も盛りだくさんの柵でした
内部の木塀みたいなのに書かれているのは『20回目のタワー塗りかえキャンペーン』〈訳はややテキトー〉
何年かに1回塔は塗りかえられています。その際に色を変えることもあってかつては赤に近い色だったこともあるようです。
上がって行く(斜行)エレベーターが見えました
塔の脚の中にある赤い箱がエレベーターです。
先ほどの反対側へまわってきました
シャイヨー宮の2つの建物と間のテラスなどもきれいに見えてます。
この背後は広くシャン・ド・マルス(Champ-de-Mars)公園です。
公園の端まであまり景色は変わらないので少しだけ

この公園も2024パリオリンピック・エッフェル塔スタジアムとしていくつかの競技場と観客席が設置され、その撤去、再整備が最近まで続いていたようです。
そしてシャン・ド・マルスの端でエッフェル塔に対向しているのは
エコール・ミリテール(École Militaire)
「国定史跡になっている1750年創立の陸軍士官学校。1784年にナポレオンも入学している」とはGoogle解説
エコール・ミリテール建物左翼側からアンヴァリッド金色のドームを望む
このあとあちらへ向かいますがだいぶ歩いてきたので疲れました。
実際、この近くで少し遅めの昼食をとりましたし
またちょっと休憩します。