藤沢市の鵠沼(くげぬま)から川名、鎌倉市に移って手広から西鎌倉、腰越、江の島近くで藤沢市に戻り、片瀬とまた鵠沼を通って歩いてきました。
今まであまり歩いてなかった鵠沼や西鎌倉などにささやかな足跡を残してきました。
最初は藤沢駅南口のデッキから
正面建物は『ODAKYU 湘南GATE』、かつては江ノ電百貨店、それから小田急百貨店藤沢店でした。中には今も江ノ電(江ノ島電鉄)ののりばがあります。
藤沢駅の南や西側、片瀬海岸の近くまでこの真下含めて地名は『鵠沼』、結構広い領域で『鵠沼〇〇』がたくさん存在しています。
ちなみに鵠沼の『鵠』はくぐいとも読み、白鳥の漢名だそうです。
藤沢駅から小田急線江ノ島方面へ向かう線路沿いに少し歩きます。
電車が通り抜けていきました
途中で住宅地に紛れます。
基本的に鵠沼一帯はすべて住宅地、しばしば大きな邸宅、古くからあるお屋敷なども目にします。
昔からの高級住宅地、別荘地だったところでもあります。(最初に宅地開発されたのは大正時代頃)
そんななかに池がありました
こちらは蓮池なんだそうです(桜小路公園蓮池)。夏場は見事な蓮花が咲くそうですが春先は何も見えませんね。
水面の向こうに河津桜、池ではカワセミと鷺の姿も見かけました。
近くにはもうひとつ蓮池があり、その間には河津桜が見事な咲きっぷり
となりの蓮池
池の向こうは鵠沼高校グラウンド、造成時にこの池は埋立られる計画でしたが保存運動が起こり、無事いまも存続しているようです。
2つのはす池から5分ほど歩いたところ
江ノ電柳小路駅に出ました
藤沢駅から2つめの駅です。
歩いていたら江ノ電気になってこの界隈の駅をいくつか訪ねてきました。のちほど
柳小路駅から東へ境川の近く
前方行止まりの先、フェンス下に境川。向こうの丘陵は片瀬山でよいのかな?〈地名は「片瀬山」、とりあえずこの名称使います〉
こちら足元もちょっとだけ高くなってますがかつての海岸砂丘の名残りだと思います。高さ数メートルほどの高台が周辺には結構たくさんあります。
境川を渡り片瀬山北側にある新林公園に寄ってみました。
入口付近(藤沢市川名)
中へ入っていくとまだ梅がきれいに咲いていました
こちらは2色咲きの古木
〈『源平咲き』というそうで〉
その裏手(南側)
奥に向かっては谷戸地形、中央のこんもりした木々の向こうには湧水があり、その水を溜めた川名大池があります。〈未訪〉
手前の池には初夏、花菖蒲などが咲くそうです。
新林公園を出て東へ、それからまた片瀬山の谷戸を奥へ
こちらもっと奥にも湧水と(灌漑)池があり主に農地になっているようです。〈訂正:この隣り(左側)の谷戸(川名清水谷戸)でした。似たような風景なので間違えました御免なさい〉
県道(32号藤沢鎌倉線)に出て藤沢鎌倉境界
藤沢市川名から鎌倉市手広(てびろ)へ
深沢高校先の信号を南へ折れて東レ基礎研究所脇の道を奥へ突き当り近くまで進みます。
研究所と西ガ谷住宅地の間
背後、片瀬山と西鎌倉の台地下から湧いた水が流れをつくってます。台地の反対側へ湧いていたらすぐ海だったのに、遠回りする流れ
その台地下から階段を上がり手広中学校前に出てさらに西鎌倉小学校前交差点へ
その交差点を右折して西鎌倉の住宅地内メインストリート、緩い坂道をだらだらあがります。
これは途中で来た方(西鎌倉小学校前交差点方向)ふり返って
700mほど続く上り坂、西鎌倉バス停付近で道が左にカーブするあたり(鎌倉市西鎌倉4丁目)
このへんで坂道は上りから下りに変わります。通りの両側は1960年代に開発のはじまった大規模な分譲住宅地です。
次は500mほど下って道がつきあたるところ
諏訪ヶ谷交差点手前から
前方上は湘南モノレールの軌道、軌道の下に車両が吊り下がる形式(懸垂式)のモノレール。〈走っている姿がなかったです〉
大船から江の島までモノレールの下を通る道路はかつて京急によって整備された自動車専用道路だったそうで、現在一般道となったその道路に沿ってモノレール軌道が整備されました。
右折して軌道沿いに少し行くと
片瀬山駅
片瀬山駅近くから住宅地内を下る階段上にて南方向
手前は急傾斜の土地に住宅がたくさん、いったん低地となってその先は腰越の丘陵地、その先に相模湾と伊豆大島も望めてます。
ここは一気に下って向こう側の腰越の台地に上がります。
腰越側の上り階段途中にて来た方を
今度は向こうが西鎌倉から片瀬山あたりの丘陵部になります。
手前の坂道も案外急でして自転車をひいて上がる人の姿が..
こちら腰越の丘というか高台、南側へまわるとすぐに海岸です
すぐ下には数年前まで病院の建物がありましたが、今は海岸沿いの国道134と江ノ電が望めます
前方左の方から三浦半島
電車通過中は国際的観光地と化した鎌倉高校前スラダン踏切の隣り〈でごめんね〉の踏切、線路左へ行くとすぐ鎌倉高校前駅があってその先に例の踏切があります。
坂を下って海岸沿いへ
途中切通し状の急坂
これも急坂の途中、脇の崖は「やぐら」の跡でしょうか?
《やぐら》は鎌倉と周辺地域で鎌倉時代から室町時代前期にかけて造られた横穴式の納骨窟または供養堂〈Wikipedia::やぐらより引用〉
〈ここ崖の側面直角に削り落としてないでしょか?〉
下りきると江ノ電踏切と海岸の国道
鎌倉高校前の隣りのとなりの踏切になります。〈道幅だいぶせまいけど景色はあっちとそう変わらない気がしますが⁇〉
渡って右折、小動(こゆるぎ)岬を前に見て
思ってたより長くなりそうなので、ここで一旦小休止します。