散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

『粋な下町よこはまばし』界隈を歩く

横浜南区にある横浜橋通商店街とその周辺を散策しました。

最寄り駅の横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋

地下鉄出口奥の木立ちは大通り公園、かつての運河(新吉田川)を埋立てて細長い公園が関内方面へと続いてます。

そちら方向へ少し行くと
よこはまばし(横浜橋通商店街)入口

『横浜橋』は商店街入口手前新吉田川にかつて架かっていた橋の名前です。
右へ商店街の長いアーケードがのびてます。

早速通らせていただきます

「いきな下町よこはまばし」〈『いき』はひらがなと漢字版がありますね〉

午前中で青果、魚、惣菜店などの一部が開店してますが飲食店は準備中、人通りもまだ少なめです。
アーケードの中には落語家桂歌丸さんの姿がたくさんあります。
2018年に亡くなられましたが商店街の「永久名誉顧問」とのこと。同じ町内(真金町)の出身、在住でした。

 

商店街はアジア色豊かです

左の店は商品値札の文字も中国語でした。〈後で調べてみると、30年ほど前から中韓その他アジア系の店舗が増えたそう〉
左の段ボール「活沙蚕(living lugworm)」って生きてるゴカイ..釣り餌じゃないんですか?食べるの?

 

横のすき間、路地にも店があります

👆少し先からふり返って👇

開店準備中、お邪魔しました

こちら神社の板塀

奥にアーケード

表にまわります。
金刀比羅大鷲神社

文字通り、 金刀比羅神社と大鷲神社が合祀されています。

神社のある真金町はかつてたくさんの遊郭があったところ
神社右隅の柱

「遊郭」の文字がみえます。
その右が2つ前の板塀路地。

神社鳥居前から前方を

中央に植込みの分離帯のある道がのびてます。
町内にはこのような道がいくつか残っていますが、遊郭と関係しているのでしょうか?

 

アーケードにもどります。

南側いちばん端まで来て

交差点右側かどは老舗のふぐ料理店、その手前はあちこちでよく見るショップ

アーケードを通り抜けて交差点に

渡ると向こうは三吉橋通り商店街が続きます。

よこはまばしのアーケード方向をふり返って

こちら側には昭和レトロな建物がよく目立ちますが、よこはまばし側もアーケードが無ければ似たような姿になると思います。

左側壁に「果実」の文字がうっすらと残ります。こちらはすでに閉業されたようですが果物の店だったのですね。そのほかも開店前と休業日の店が多かったようで、必要以上に淋しさ漂う風景になってしまいました。

商店街前方を見て

こちらの並びもシャッターばかりになってしまいましたが、数店舗ですぐに十字路、短い商店街です。その先には中村川、三吉橋が架かります。上は首都高

三吉橋のたもとからふり返ると

右は三吉演芸場。いわゆる大衆演劇のための演芸場で80年以上の歴史があるそうです。
現在の建物は1998年に建て替えられたものです。桂歌丸さんはこちらで落語の独演会などもされていたそうです。

 

三吉橋の上から中村川


橋を渡ってその先の商店街から三吉橋をふり返り


中村町まで来ました。
とりあえずこのへんまでとします。