実はお花見テーマの最初に書いていたのがこちらのノート。アップが後回しになって遅くなってしまった。
今年の春は、開花も早ければ満開になるのも、きっと散るのも早そうなので早く見に行かなければと思い、わりと手近なところへ駆けつけた(走っては行かないけど)しだい。
参道をすすむと本門寺の総門に出る。しかしこの春は門の工事中、全面シートに覆われて現在の様子はよくわからなかった。
(工事中の)総門をくぐると96段の石段、此経難持坂(しきょうなんじざか)。
坂の下から
坂の途中に標柱があり
此経難持坂 (しきょうなんじざか)
この石段坂は,慶長年間(1596~1615)加藤清正の寄進によるものと伝えられる。「法華経」宝塔品(ほうとうぼん)の詩句96文字にちなんで石段を96段とし,詩句の文頭の文字「此経難持」をとって坂名とした。なお,石段は元禄年間(1688~1704)に改修されたといわれる。
末法の世に法華経を守ることの困難さを 石段を上ることの苦しさと対比させ、経文を称えながら上れば自然にのぼれると言い伝える、とある。
もう少し
振り返って総門方向
石段を登りきると正面に仁王門、その向こうが大堂だが、横に日蓮聖人説法像がある。
満開の桜に日蓮さんをいれて
仁王門
門をくぐればその先は
大堂(祖師堂)
鐘楼前に1本の満開
お参り。
大堂内部の撮影は控えたが、川端龍子氏の未完の天井画、龍図『未完の龍』が印象的。
経蔵
仁王門と五重塔
もう一度大堂
高さは31.8m。
初層のみ
この五重塔の特徴として初層のみが和様で、二重平行垂木、中央は桟唐戸、脇に格狭間様装飾、蟇股に十二支彫刻を施している。(この面は巳、午、未(?))
塔全体の色はベンガラ。
本門寺に隣接する永寿院・万両塚に寄る。
後ろから
万両塚の横には弥生時代住居跡と堤方権現台古墳がある。
復元された堤方権現台古墳
オリジナルよりだいぶ小さくなっているようだ。
こちらは永寿院の隣りに位置する
妙見堂
ここへは妙見坂を上がってくることもできる。
本門寺方向へ戻る
再び五重塔をいれて
台地下の照栄院を望む
養源寺
呑川の橋上から養源寺の桜
この日の桜はここまで。さて次はどこへ。