東海道の国府津から曽我丘陵に入って高山、不動山、浅間山と縦走、大井町の赤田から東名高速の北側へ出て高尾へ、南側から渋沢丘陵に再び上がり、八国見山を経て渋沢へと歩きました。
曽我丘陵~渋沢丘陵足あと
毎年11月から12月にかけて、みかん畑の鮮やかなオレンジ色とやさしい陽ざしを浴びにこのあたりへ出かけているのですが、その2018年版です。
今年はJR東海道線国府津駅からすぐ北側にそびえる(ってほどでもないけど)曽我丘陵の山の中に入って、そのまま曽我丘陵を縦走しました。
スタート地点の国府津駅
昨年もここからスタートしましたが、ルートに変化をつけました。
2017年はこれかな
駅の北側へ出るとすぐに急な坂道が続きます。
距離的はまだいくらも進んでいないのにこんな景色が見えます。
南東の方角、相模湾の平塚、江ノ島、三浦半島、どれも見えてませんが、の方向になります。
もう少し上がると西側も開けてきます。
小田原市街地方向
今回は一応曽我丘陵の縦走ということで、尾根筋、海からは離れて行く方向へ歩いて行きます。
相模湾まで少し遠くなった南東側のながめ
この丘陵、特に南側はみかん畑がたくさんあって陽当たりも良く、農道、ウォーキングコースともよく整備されて歩きやすいです。
みかん畑の一部(2枚)
この時期はちょうど収穫期です。あちこちのみかん畑に農家の方が入って、結構忙しそうです。
高山の三角点
標高245.9m、高山の頂上に着きました。
山頂といってもここは実をいうとみかん畑の真ん中で、登山道などがあるわけではありません。GPSと地図アプリに導かれ、とは言っても時期的にも他人の畑の中にいるのはまずいです。足早に移動します。
足柄平野ごしにうっすら見えた富士山
富士山の手前に飛び出している山は矢倉岳です。
少し下って、六本松跡というところへ出てきました。
ここは小田原、足柄方面から東の鎌倉、大山などへ向かう古道がいくつか集まっていた地点だったようです。ちょうど曽我丘陵を越える峠だったのでしょう。今はなくなってしまいましたが、ここには6本の松の大木があったということで六本松の名があります。ここに建っているのは「六本松跡碑」です。
現在もここはいくつもの道路が交差し、左側は立体交差の橋になってます。その向こうもみかん畑です。
左の橋を通って向こうへ歩いて行きます。峠を過ぎるとまた上り坂になります。
不動山登山口
ここで道が3方向に分かれます。まん中の森の中へ入っていくのが登山道です。ここからはしばらくみかん畑もなく、うす暗い森の中を歩きます。
ということで、森の中の風景とかあまり変わり映えもしないので全然写真撮ってません。
まず不動山(328m)に着きます。不動山登山口から尾根筋を歩いてきたので当然なのですが、山頂へ上がる分かれ道を見逃しました。高さにして10mか20mかですが、山頂の横を通りぬけてしまったようです。
戻るかどうか迷いましたが、山頂も森の中で展望はないということなのでそのまま進むことにしました。
そこからまた尾根伝いに、
323mの小ピークにあった電波塔
あまり見映えのするものもなく、のちに山の下からこの塔を見た時に気づくための記録です。
この先、浅間山(せんげんさん)の山頂にはここよりももう少し規模の大きな無線中継所の鉄塔がありました。そちらも展望はダメダメです。鉄塔の上に登ったらきっとよい眺めだと思います。
そこを過ぎると曽我丘陵の尾根道も下りになります。
しばらく行くと今度は北側が開けた場所に出てきました。そちらの方角には丹沢の山々があります。
丹沢方面の眺め
天気は良いですが低い雲がかかって山の上の方はよく見えません。
いこいの村あしがらという保養施設のやや手前で尾根道からはずれます。
大井町赤田という、スタート以来はじめて人里へ出ます。
赤田にて
のどかな場所です。
集落から外れて東名高速を交差します。
橋の下の道路を通ります。
ずっと静かでしたが、ここは車の音がうるさいです。
北側を東名と並走する県道に出ます。
県道77号(平塚松田線)大井射撃場付近
県道から離れ、高尾という集落へ入っていきます。渋沢丘陵の南側の縁になっていて、県道からすぐに急な上り坂が続きます。
高尾の集落の近くも南向きの斜面がみかん畑でした。
ここでまた200m近く登ります。
一回標高300m近くまで上がって、すぐ下りになります。
そしてまた向こうに無線中継所が見えているところへ上ります。その鉄塔すぐ右側が八国見山(やくにみやま)、標高は319mです。
いったん道を下ると八国見山との間の谷間に出てきます。そこはつい最近まで大規模な造成工事をやっていました。そのため、高尾と八国見山の間を通る道が何年もの間通行止めになっていました。
今年になって湘南森林霊園という大きな墓地ができ、その間を通る道も大きく姿は変わりましたが、また再開されました。
霊園へ下りて行く階段から
そのうちこの上にでっかい仏像が据えられたりして…
先ほど見えていた無線中継所側の階段から霊園の一部
八国見山にも寄っていきました
でも今回記録し忘れたので、写真は2018年4月のものです。
8つの国が見える山を名乗ってますが、この頂上も眺望はききません。
八国見山からは北側へ、まっすぐ渋沢の町へ下りました。
渋沢、秦野の市街地を望む
ちょうど山と町の境界みたいな場所から、町のほうを向いて撮ったものです。
この日の累積標高は上り907m、下り762m。
実は体調が万全でなく途中でスタミナ切れ、みかん畑を歩いてきたのに大きな豆育ててしまうわで、あまりいいことなかった記録です。ノートにまとめるか迷いましたが、まあ、出してみました。