散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

足柄の里を歩く その1 開成から山北まで

神奈川県西部の足柄上郡を歩きました。開成から山北へ向かい、戻って松田へというコースです。山地も多い地域ですが今回は平らなところメインです。

スタートは開成(かいせい)町、小田急開成駅から歩きます。

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駅前から離れると周囲は田畑、そこに住宅などが散在する景色になります。

南足柄市千津島から西側矢倉岳、箱根外輪山方向

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天気悪くはないですが雲が低いです。
開成町を歩いてると言っていきなり隣りの南足柄市にいました。

 

この一帯は昔から水田が多く、水路がいたるところ網の目のように通っています。

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これから歩く山北町方面を見ながらの農業用水路と真冬の水田

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開成町に戻って金井島、あしがり郷瀬戸屋敷という古民家が開放されてましたので覗いてきます。

屋敷の外塀沿いにも水路

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塀の内側で咲くのは蠟梅(ろうばい)。良い香りが漂ってました。

ここは江戸時代、金井島村の名主だった瀬戸家の家屋を保存、展示しているとのことです。

正面の薬医門

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主屋前景

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広角のためか、屋根がちょいデフォルメぎみ。

 

内部、土間から奥座敷

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逆に奥から

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築300年とされてますがその後様々改修されての姿とは思います。

 

主屋の後ろに蔵、門を入った横に水車小屋も備えられてました。

裏側のすき間から蔵、ふうの建物にみえる

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このほかに古民家ではありませんがカフェも併設。
最近あちこちにある古民家の展示ではあります。
ここは車でないと行きにくいのが難点かも。

 

瀬戸屋敷から歩いて5分くらいのところには酒造所があります。

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瀬戸酒造店

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こちらも『瀬戸』さんです。きっと屋敷とつながってますね。

創業は1865(慶応元)年と古い酒蔵ですが、1980年から2017年まで自家醸造を中断していたそうです。
最近復活し、Webサイトを見るとすでに10種以上の銘柄が販売されてます。まだ名前が浸透していないということで苦労されているようです。私も知らなかったのですが、機会を見て飲んでみたいです。〈日本酒すきです〉

こちらは外の水路沿いに掲げられた看板

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おそらく以前から扱っていた銘柄だと思います。現在同じ銘柄での製造が復活しているようです。
酒田というと山形庄内を思い浮かべてしまいますが、この一帯は明治頃『酒田村』でしたので、それが由来ですね。

 

再び田んぼや畑の中の道を歩いていきます

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新大口橋で酒匂川を渡ります

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橋の上からおもに空

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渡ると山北(やまきた)町、橋の近くに三菱ガス化学山北工場。

石造りの正門が印象的でしたので1枚

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〈そろそろお昼ですね〉

 

しだいに山が近づいてきます

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が、町の中心にも近づいていきます。
山北町役場(左建物)とJR御殿場線山北駅ホーム

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駅の南側には山北鉄道公園。

D52型のSL(D5270)が1台保存されてます。

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〈黒猫の風貌に見えるの自分だけ?〉

 

サイドから、金網ごしでカッコいい動輪がよくみえません。

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1889(明治22)年、開通当時の東海道線は現在の御殿場線経由でした。東海道線の駅として開業した山北には箱根の山越えのため機関車が配置されました。(勾配がきついので機関車を複数台繋げたり、後押しをつけたりして山を越えた)
D52型機関車は御殿場線となった後に配置されましたが、展示されているものは路線が電化される1968(昭和43)年まで活躍していた事などが近くの解説に記されていました。

 

これは御殿場線の線路

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両側が桜並木、春には撮り鉄さんが集まるそうです。

 

その先向かったのは東名高速

皆瀬川橋梁でいいのかな?

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だいぶ塗装が汚れて見えますね。
なんとなくこの橋を真下から見てみたかったのでここを訪ねました。しかし工事中とは知らず。

 

くぐる

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奥側から

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林道(?)に入って接近

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行われている工事は橋の補強のようです。

 

再び下を通って町の方へ戻る途中

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このあたりがこの日訪ねたなかで一番『奥地』。

ここから山北の町へ戻り、レトロな建物などを見ながら散歩を続けますが、少々長くなってきたので一旦刻みます。