散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

荒川を歩く その11〈左岸〉戸田公園から上江橋(さいたま西区)

2021年5月に歩いた記録。埼玉県戸田市戸田公園からスタートしてさいたま市西区、上江橋(かみごうはし)手前まで荒川左岸を遡ったノートになります。

荒川前回の《その10》からはだいぶ下流に戻って歩き直している形。〈穴埋めですnya〉
戸田公園から幸魂大橋までは以下と同じところを歩いてました。

荒川を河口から歩く その4 新荒川大橋から笹目橋 - 散歩の途中

荒川を歩く 〈はみだし編〉 彩湖一周 - 散歩の途中

 

とりあえず《その11》をスタート。

戸田公園駅から歩きはじめ戸田漕艇場、荒川土手へと出ます。
戸田漕艇場水路の東端から

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荒川の流れに沿う漕艇場水路、長さは約2500m、西側は戸田ボートレース場となっています。

 

漕艇場に隣接した道路を渡ったところから荒川堤防に上がる階段

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土手へあがって河川敷、上流方向

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この一帯、たぶん漕艇場も含めて戸田公園です。

 

さかのぼって漕艇場の水路側には
戸田公園大橋

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橋の先、水路は戸田ボートレース場に入ります。

 

こちらはそのまま堤防上を進み、笹目橋を越えると彩湖と荒川本流を仕切る囲繞堤*1(いぎょうてい)と水門に近づきます。

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左方へ伸びる堤防が囲繞堤、少し先で堤防が2つに分岐しています。2つの水門は彩湖へ荒川からの逆流防止および排水用です。

彩湖を一周したときは囲繞堤の上へ進みました。今回は左岸の本堤上を進みます。

 

左岸堤防上、河口から30㎞地点標識付近

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左側堤防で囲まれた中に彩湖、そこを荒川とともに越える幸魂(さきたま)大橋の大きな斜張橋が見えます。

 

近づいて

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いろいろケーブルばかりですね。一応遠くには富士山も写ってます。
この日は薄曇りでしたが遠くの富士山は〈うっすら〉ずっと見えていました。

 

彩湖湖面近くにちょっとだけ寄って

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幸魂大橋のすぐ近く、橋を渡る道路を迂回しなければならず、水面に近づきました。

この先は彩湖も荒川もほとんど水面が見えません。川幅が広いのです。

 

再び左岸堤防へ上がり、少し行くと
ヤクルトスワローズ戸田球場

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そこから広い公園、彩湖道満グリーンパークに沿ってさかのぼり、

このあたりは彩湖いちばん北側の端近く

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水面はわずかしか見えませんね。その右側白っぽい壁は彩湖への流入提、荒川の水位が上がると溢れた水がこの堤を越えて彩湖へ流れ込むよう造られてます。(実際には荒川越流提→荒川第一調節地→彩湖流入提→彩湖の順で水が流れ込みます)2019年10月の台風では彩湖までほぼ満水となり、流入提にも被害があったのか昨年あたりずっと工事をしていました。一応完成したようで、堤はまだきれいです。

 

流入提上流側から

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周囲の堤防より流入提部分は低くなっているのが分かります。〈もし周囲の堤防より水位が上がったら、それは荒川氾濫です。〉

 

その先へ進みます。

これは荒川支流の鴨川の水門部分

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右下が鴨川、左水門(昭和水門)をくぐって荒川に合流しています。水門上を通る道路部分が荒川左岸堤防(当然、水門部だけ切れてますが)になります。

前方横切る県道を越えて向こう側へ。
ここより左岸上流へ上江橋までははじめて歩く区間ですが、右岸側堤防はすでに歩いて、荒川を歩くその5、6にまとめました。

荒川を歩く その5 笹目橋から羽根倉橋まで - 散歩の途中

荒川を歩く その6 羽根倉橋から上江橋まで - 散歩の途中

 

荒川左岸堤防上から(さいたま市桜区西堀)

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右側はしばらく並行する鴨川、左側には荒川河川敷です。
2本の塔は右手前がNHKラジオ(中波)、向こうがNHKFMラジオ送信所とのこと。

 

あ、こっちはテレ玉テレビ埼玉)も送信しているようです

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堤防上を少し先へ(さいたま市区道場)

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荒川河川敷方向を見ています。
この付近の堤防『富士見の土手』と呼ばれているそうでたしかにこの時も富士山が見えていました。〈方角が違うのでここには写ってません〉

向こう側は水田。その手前車が通る、本堤防と直角にのびた通称『横堤』があります。本堤より少し低いです。
荒川独特の『横堤』は広大な河川敷に間隔をとって設けられ、増水して河川敷に上がった水が一気に下流へ流れ落ちないよう遊水機能を持たせ、また河川敷の農地を保護する目的の治水施設になります。〈横提は対岸の堤防までつながっている??、それはあり得ません。それだとダムになってしまいます。《余計なお世話失礼しました》〉

荒川には現在25の横堤が存在、こちらは昭和初期に設けられ『土合第二横堤』という名称があります。

 

正面から

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上の横堤を過ぎたあたりで河口から36㎞の標識を見て、もう少し行くと同じく河川敷は

レッズランド

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サッカーグラウンド、フットサル場や練習設備、Jリーグ浦和レッズの関連施設です。この時はちょっと閑散としてます。

 

その先すぐに大きな道路(浦和所沢バイパス)が交差、そこを越えて
羽根倉橋を望む

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ここから荒川左岸堤防上は『県道155号さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道線』、このあたりの通称は『荒川サイクリングロード』でいいのでしょうか、となります。

 

堤防上の荒川サイクリングロードから(さいたま市桜区五関付近)

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しばらく行くとまた横堤が現れました

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大久保第二or三横堤。横堤はさんで両側とも田んぼです。

 

さらに上流側から見た河川敷風景ですが、同じく広く田んぼです。

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そして河川敷と反対側、埼玉県企業局大久保浄水場が広がっています。
大久保浄水場浄水池(タンク?)の前あたり

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浄水場としてかなり大きいと思いましたが、埼玉県内の15市1町、380万人が利用している水道と工業用水とのことです。取水はもちろん荒川。

 

河川敷側、途中運動施設(荒川総合運動公園)などもありますが
相変わらず広大な田圃

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海まで40㎞地点まできました。


遠くに整然とした並木がありますが

近づきます

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大宮けんぽグラウンド。各施設の区切り、境界に木を植えてありました。

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上で横切っている橋は治水橋。

グラウンドの中、河川敷に下りそのまま橋をくぐります。

 

治水橋付近から荒川本流を背にして
左岸河川敷

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河川敷その先はゴルフコース

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〈ゴルフ場は草むらの向こう〉

 

左岸堤防方向はまた田んぼ(さいたま市西区二ツ宮)

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もう少し遡ると西遊馬(にしあすま)公園に入り、野球場などの間をぬけると河川敷の中、緑深い一帯が現れました。

『丸堀』という池、沼?

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橋がかかって公園の一部なのでしょうか。子供が釣りをしていました。

 

その先で再び堤防へあがります。

荒川サイクリングロードに戻り(さいたま市西区西遊馬)

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海まで44.0㎞

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前方荒川横堤の上をJR川越線が通っています。河川敷は近所の学校のグラウンド。

 

線路を渡るとすぐ国道16号高架が現れ、荒川へ向かって上江橋が架かります。
国道16号の手前200mほどのところ

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歩道伝いに先へ進めますが、堤防を下りてこの日はここまでです。

この続きは荒川を歩くその7につながってます。

荒川を歩く その7 〈左岸〉 上江橋(さいたま西)から太郎右衛門橋(桶川) - 散歩の途中

 

 

*1:河道の一部を囲って調節池とするために本川との間に設ける堤防