サン・ジャン・ド・リュズに宿泊し、翌日はバイヨンヌに出かけました。
リュズのビーチで1日過ごすとか、もっと余裕のある旅日程だとよかったのですけどね。
朝のビーチ@サン・ジャン・ド・リュズ
どこかの町に行くと市場と教会は大体訪ねます。バイヨンヌへ出かける前にリュズの市場にも立ち寄りました。
この日は週2回の屋外市場も催される日だったこともあり、地元の人でにぎわい、活気がありました。
またこの時期はバカンスで滞在している人なども買い物に来て、特ににぎわうのかと思います。
こちらの市場の中は鮮魚店だけが集まる専用の区画があり、その他の売り場とスペースが分けられています。
魚屋の前から
ケースの上に鶏のローストがそのままごろごろ。
屋外市場のバックヤード側から
市場をぐるぐる歩いているといろいろなものを試食させてくれます。チーズ、生ハム、お菓子…、隅々まで歩けば十分なおやつになりそうですよ。
バイヨンヌへの往復はローカル列車を使いました。
駅に停車中のローカル列車
30分弱でバイヨンヌに着きます。途中駅にビアリッツ、こちらも有名なリゾート地、もっと日程に余裕があれば、とつくづく思いました。
バイヨンヌ駅舎
駅はやや街はずれにありますが、街までは歩いて行ける距離。
バイヨンヌ中心部地図
まずアドゥール川を渡ります。
サン=テスプリ橋(Pont Saint-Esprit)とアドゥール川(L'Adour)
橋を渡るとプティ・バイヨンヌ地区ですが、目の前にもう1本川が流れています。グラン・バイヨンヌとプティ・バイヨンヌを分けるニーヴ川(La Nive)、マユー橋(Pont Mayou)を渡ってグラン・バイヨンヌ地区へ入ります。
マユー橋から、右側がグラン・バイヨンヌ地区
サン=テスプリ橋の上、車が入り組んで停まってますがケータリングや移動販売などのトラックです。車線が規制されて、もうすぐ始まるバイヨンヌ祭りにあわせた露店?準備というか、すでに開店している店も。
マユー橋近くのこちらはバイヨンヌ市庁舎の建物
ここもお祭りの飾りつけがされてます。5日間続くバイヨンヌ祭の最終日はこの右側、アドゥール川で花火があがります。
市庁舎の横、花火があがるのはこのあたり
向こうの丘の上は要塞(シタデル、La Citadelle)です。現在は”軍事基地”と地図で表示されるので、少なくとも観光地ではないようです。
市庁舎前を左に入って行くと繁華街のポール・ヌフ通り(Rue Port Neuf)。
通りの入口から
向こうに見える2つの塔はサント・マリー大聖堂(Cathédrale Sainte-Marie de Bayonne)のものです。
街中のどこからでも見えるシンボルです。
この地方の特徴的な建物がずっと続きます。
この通りだけでなく、街のいたるところこのような感じです。
エスパーニュ通り
サリー通りとピロリ通りの交差するところ、特に古い雰囲気の建物
街を取り囲む古い城壁の近くまで来ました。グラン、プティ、バイヨンヌの街は中世に建設された城壁で囲まれています。現在はさほど目立たないのですが。
シャトー・ヴュー(Château-Vieux、直訳すれば”古城”)
その周囲もお祭り間近で、すでにたくさんの店がでていました。
サント・マリー大聖堂に立ち寄ります。
近づくと圧倒的な存在感があります
隣りの庭園まで離れないと2つの塔が収まりません。
内部も見事ですが、遠慮ぎみで2枚
中庭と回廊
同じく中庭から
再び街へ。
ニーヴ川沿いの街並み
バイヨンヌ市場の建物
実はとても暑いのでお客さんはみんな日陰にいます。
市場のなかは、すでに営業終了状態
お昼を過ぎていました。
橋を渡ってプティ・バイヨンヌ地区へ入ります。
シャトー・ヌフ(Château-Neuf、直訳で”新城”)
グラン・バイヨンヌ側の「古城」に対する「新城」がこちら。
どちらも”それほど”観光地化されてなく、城内へ入れるのかよくわかりません。中庭などには入れるようですが。
前のポール・ヴェール広場と道路はバイヨンヌ祭りで牛追いが行われる場所です。斜面の芝生やその手前が観客席になるようで、すでに準備整っているようです。
暑さもあって日なたを積極的に歩く気にならず、こちらはとりあえずここまでにしました。
ヌフ城の前にあるのは
サンタンドレ教会
Googleマップのフランス語表記では"Paroisse Notre-Dame de l'Assomption"となってます。
こちらも内部はチラッと
ステンドグラスからの光が床にこぼれていました。
パイプオルガンとバラ窓
ニーヴ川沿いに少し歩き
マレンゴ橋(Pont Marengo)たもとからグラン・バイヨンヌ側
あまりの暑さにこの橋の背後にあるバスク博物館に入ってしまいました。
内部の展示とか、撮影してないんですが
館内の窓から通りの傘の装飾がきれいに見えたので
赤と白はバイヨンヌ祭りで参加者が身にまとう衣装の色です。白のシャツ、赤いスカーフとベルトというのが決まりになっているようです。街の中でもたくさん売っていました。
博物館でよく涼みバスクへの知識も深めたあとはサン・ジャン・ド・リュズへ戻るため再び駅に向かいます。
ところが、さっきから何回も書いてますが、この日記録的な熱波に襲われたフランス、暑さのせいで鉄道が半分マヒ状態になってました。電気の需要が多くて電圧が不安定になり、電車のスピードが出せないのだとか。
ローカル列車も半分くらい運休、駅で一時足止め状態となってしまいました。
こちらバイヨンヌ、電車きません
サン・ジャン・ド・リュズのレストランにディナーの予約をいれてあったのに…
だいぶ待ちましたが、やってきた列車に乗り、無事、食事にも間に合いました。
夕暮れのサン・ジャン・ド・リュズ、マカロンで有名なメゾン・アダムの前
最後、あんまり関係ないけど、ちゃんと戻れましたということで。
前日のサン・ジャン・ド・リュズ