散歩の途中

散歩しながら観察して記録してちょっと調べて書くノート

鈴川(大山川)を下って歩く

大山阿夫利神社まで行った日の後半に、大山付近では大山川(おおやまがわ)とも呼ばれる鈴川を下って歩きました。
鈴川(大山川)は大山の中腹、二重の滝付近に源を持つ川で、大山の参道沿いに流れ下ります。

阿夫利神社下社境内から参道の階段を下りたところで、ケーブルカー阿夫利神社駅とは反対側に「二重社二重瀧見晴台ハイキングコース入口」の看板があり、そこの道を進むとほどなく二重社、二重瀧(にじゅうしゃ、にじゅうのたき、でよいのかな?)に出ます。

歩いた足あと地図です。

二重瀧下にかかる橋、向こうが二重社

f:id:miwa3k:20181227182224j:plain

二重社は阿夫利神社の摂社で、高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。
二重の滝を落ち、この橋の下をくぐる水が鈴川(大山川)の源流です。

橋の上から二重の滝

f:id:miwa3k:20181227182225j:plain

源流と言いつつ残念ながらこの時は水の流れが確認できません。

別の沢の近くを通った時には水の音がしたのですが、大山川として水の流れが見えたのは結局ケーブルカー麓の駅付近からでした。

水が流れているふりをして書くと、滝は古くから修験者の禊の行場でした。大山川の源流とされ、大きな岩が二段に分かれ、上段の断崖からの湧水が水場(ヤツボ)を形成し、二段の岩壁を流れるので二重の滝と言われるそうです。(解説板意訳)

少し離れた場所から先ほどの橋と河原

f:id:miwa3k:20181227182226j:plain

枯れた河原を見下ろして

f:id:miwa3k:20181227182227j:plain

深い谷で登山道と河原との距離が遠くなり、しばらく川がどこを流れているのかはっきりしなくなります。

大山ケーブルカーに沿った、男坂を使ってふもとへ下ります。
男坂の途中から覗く谷

f:id:miwa3k:20181227182228j:plain

たぶん、この谷底を大山川が流れていると思われます。

男坂の石段

f:id:miwa3k:20181227182229j:plain

下りでも結構こたえる容赦ない急傾斜です。ケーブルカー麓側駅近くまで続きます。

大山ケーブル駅付近で見えた流れ

f:id:miwa3k:20181227182230j:plain

 

茶湯寺(ちゃとうでら)入口

f:id:miwa3k:20181227182231j:plain

みやげ物店などが並ぶこま参道に隣接して川が流れ、その橋を渡ったところの入口石段です。
このお寺には釈迦涅槃像があり、死者の霊を百一日の茶湯で供養する「百一日参り」として知られています。

茶湯寺付近の鈴川(大山川)

f:id:miwa3k:20181227182232j:plain

 

大山バスターミナル近くにて

f:id:miwa3k:20181227182233j:plain

橋のたもとにあるのは、阿夫利神社御神燈。
このあたりは急傾斜を水がどんどん下っていきます。

良弁橋上流側から

f:id:miwa3k:20181227182234j:plain

大山阿夫利神社三の鳥居の内側は赤く塗られた橋が多いです。向こう岸には宿坊なども見えています。橋の向こうに良弁滝があります。

愛宕橋上流側から

f:id:miwa3k:20181227182235j:plain

こちらは橋の向こうに愛宕滝があります。2つの滝ともあまり大きなものではありません。

愛宕橋から川の上流を望む

f:id:miwa3k:20181227182236j:plain

これは滝ではなく、人工的に設けた段差です。

さらに下っていくと少しずつひらけた場所がふえていきます。周辺は耕作地もみられるようになってきます。

光月橋から下流方向(伊勢原市子易)

f:id:miwa3k:20181227182237j:plain

川の傾斜もしだいに緩くなってきます。

町家桜橋から下流方向

f:id:miwa3k:20181227182238j:plain

このあたりから遠くに市街地も見えるようになってきました。また現在歩いている県道611号をはじめ、新東名、厚木秦野道路など多くの工事区間がこの先続きますが、鈴川にはさほど影響はないようです。

大山が望める場所へ出てきました(伊勢原市上粕屋)

f:id:miwa3k:20181227182239j:plain

この付近から下流側には架けられてから相当年数の経った古い橋がたくさんあります。
橋名不明で3つまとめて

f:id:miwa3k:20181227182240j:plain

f:id:miwa3k:20181227182241j:plain

f:id:miwa3k:20181227182242j:plain

これは三ノ宮橋↓

f:id:miwa3k:20181227182243j:plain

「この三ノ宮橋は老朽化で危険な為 四輪車は通行出来ません」警察署と市による警告標識の文字です。
橋に刻まれた文字もよくわからないものが多いのですが、この橋は「昭和三年」の文字がありました。架けられて約90年です。

また、この近くには「伯母様橋」という珍しい名前の橋もあります。この地が、小田原北条氏家臣であった布施弾正左衛門の伯母の所領地で、江戸時代頃には伯母様村と呼ばれた事から来ています。
伯母様橋はバスも通れるしっかりした橋でした。

もうしばらく下ると
東名高速の下をくぐります

f:id:miwa3k:20181227182244j:plain

 

川は平地に下り、周囲には住宅が密集してきましたが、まだ古い橋が見えます。

f:id:miwa3k:20181227182245j:plain

向こうに東名高速が見えます。

「菊勇」を醸す吉川醸造の前へ(伊勢原市神戸)

f:id:miwa3k:20181227182246j:plain

偶然通りかかりました。ここで造られる日本酒は大山の伏流水を使用しているそうです。

もう少し下ると国道246号と交差します。その先は東側が工業団地、西側が農業地帯という地域です。鈴川堤防にはこの先農道兼歩道が続き、そこを歩きます。

ここまでくるとすっかり周囲は平地になります。
鈴川堤防農道から北側

f:id:miwa3k:20181227182247j:plain

この辺からは河川敷、堤防は草が生い茂っています。こんな風景がずっと大根川の合流まで続きます。

いまさらながらなのですが、この鈴川、すでに金目川(花水川)との合流点から上流に向かって遡って歩いています。
その時は、鈴川と大根川(おおねがわ)の合流点から、大根川に入って歩いていました。

鈴川から大根川へ歩く - 散歩の途中

今回のノートでは大根川の合流点まで下って歩いた記録になり、あわせて鈴川全区間踏破です。

 

田んぼの中にまた古い橋が現れました。
観音河原橋(だったと思う)

f:id:miwa3k:20181227182248j:plain

通行禁止にはなっていませんが、すでに欄干が崩れて鉄パイプで補修されている箇所があります。

もう少し下ると立派な橋があります。
小田急線鈴川橋りょう

f:id:miwa3k:20181227182249j:plain

川の堤防上はあぜ道のようで、ほとんどだれも通らないのですが、両側にきちんと警報器つきの踏切が設置されていました。

踏切を渡ってまたしばらく先へ進んだところから
大山方向を振り返る(平塚市岡崎)

f:id:miwa3k:20181227182250j:plain

周囲はほとんど田園地帯で風景も変わりません。この付近で伊勢原市からぬけ、平塚市にはいります。
この近くにも石の古い橋がありましたが、省略します。

平塚市内に入ると背の高い草むらで堤防上を歩けない場所が出てきました。これは予想しておらず、周囲にも迂回できる道がなくて少し困りました。

ほぼまっすぐ流れてきた鈴川は東へカーブ

f:id:miwa3k:20181227182251j:plain

向こうの青い橋は県道63号(相模原大磯線)大畑橋です。この付近ではいくつもの川、水路が合流します。昔は広大な湿地だったと思われます。

鈴川もここで大根川、板戸川と合流します。
3つの川の合流地点

f:id:miwa3k:20181227182252j:plain

右下よく見えるのが板戸川、左端にちらりと流れが見える大根川、その間に隠れるように鈴川です。

目立たないので場所を変えてもう1つ

f:id:miwa3k:20181227182253j:plain

合流寸前の鈴川が入りました。左は大根川。

ここでいろいろ合流して、下流はまだ鈴川です。平塚市と大磯町の境界付近、相模湾にだいぶ近づいて金目川と合流すると、通称が花水川(正式名は金目川)に変わります。
そちらは下流から遡った記録をご覧ください。(再度リンク)

鈴川から大根川へ歩く - 散歩の途中