散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

1月も末になって日向薬師初詣、そこから鶴巻温泉へ

今年も、ぎりぎりですが1月、伊勢原にある日向薬師へ行ってきました。一応、初詣でしょうか。

個人的に以前から日向薬師に縁があったとかではないのですが、ここ数年、正月に訪れるようになった場所です。
東丹沢の山懐、自然の森のなかにあって歩いて通うには不便、正月最初の足ならしにちょうど良いのです。〈とはいえ今年は特殊、外出の頻度をずっと減らしてのひとコマ、ご容赦。〉

 

2020年、2017年の過去2回、記録してました。

日向薬師、七沢森林公園へ歩く - 散歩の途中

鶴巻温泉から日向薬師、七沢温泉を経て厚木森の里まで歩く - 散歩の途中

訪ねるといつも同じようなこと書いて、同じような写真撮ってます。今回も含め

今年は昨年同様、厚木市内から歩きました。
日向薬師からは伊勢原の丘陵地を歩き、温泉のある鶴巻を目指しました。そのへんは4年前に歩いたときの逆コースに近いです。

往路は大山を目指していきます。
山にはうっすらと雪が見えました(厚木市小野)

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この日は天気があまりよくなく、暗いです。

 

川の合流地点から(厚木市七沢)

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左から流れ込んでくるのが日向川、この川に沿ってさかのぼって行きます。

 

平地からしだいに山の中へ入っていきます。風景がちょっと寂しい

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この橋がみえてくると日向薬師も近くです。
十二神橋(伊勢原市日向)

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日向薬師本堂に十二神将像が祀られており、それが橋名の由来でしょう。
昭和27年竣功の古い橋は伊勢原駅日向薬師を結ぶバスが通ります。下の流れは日向川。

すでに過去どこかに記したとは思いますが

日向薬師は正式名宝城坊(ほうじょうぼう)、神奈川県伊勢原市日向にある高野山真言宗寺院です。以前は日向山霊山寺(ひなたさんりょうぜんじ)という大寺院でしたが、廃仏毀釈により多くの坊舎が失われ、別当坊であった宝城坊が寺籍を継いでいるということです。

 

参道に入るところに古い石仏など

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まず階段をあがります

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階段をあがると山門があります。

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阿形、吽形仁王像、人が近づくとライトが点灯するはずでしたが、今年は点きません。自粛でしょうか
〈山門付近は昨年記録分がベター〉

 

山門をくぐり、杉林の中をさらに上り坂、最後に再び急な階段をあがると本堂の前へ出ます。

車道は別途あって本堂裏手に駐車場があるので、車でくると坂道を上がらずにお参りできますが、ずっと歩いてくればいろいろいいことありそうな気がします。最寄りの駅からだと8㎞くらいです。

最後の階段から振り返って

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参詣して、今年も本堂前から

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本堂は国の重要文化財〈内部の撮影はできません〉

 

宝城坊鐘堂

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堂の左側に置かれた梵鐘が古く、暦往3年(1340年)の銘があり、これも国の重要文化財

今年、特に今はいろいろありますのでお参りの後はすぐに境内から出ました。

 

 

来た道を少し戻ります。
日向川沿いに

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ちょっと起伏の多い丘陵地帯を、目指すものがあるようなないような、行き当たりばったりで歩いていきます。

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新東名の工事現場通過中

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このすぐ手前(左側)、伊勢原大山ICまで最近開通しましたが、その西側(名古屋方向)が未完成。

 

その先へ歩いていき、大山街道を横切り脇道へ。

大山街道に置かれていた道標が移転されてこんな姿に

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何年か前まで大山街道の辻にあった、不動明王をのせた道標です。道路工事で移転されてここへ「仮置き」と聞いてますが、まさかこのまま…?

大山道を歩いたときにも見に来ましたが、この日は偶然ここへ出くわしたような〈相変わらず手厚くないなぁと。〉

 

その下を鈴川という大山山中から流れる川があります。そこに架かる橋を3つ渡って。

移転された大山道道標の直下にある橋。
簡素な橋です

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次は〈風前の灯〉橋

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隣り、新しい道路建設で架橋中。こちらを残す理由はなさそうです。

 

崖下橋

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唯一名前が読めた〈がけした〉橋、昭和丗三年三月竣工ともありました。(丗=三十)

 

それほど離れてないところ
バス停は珍地名『伯母様』

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そのまま〈おばさま〉です。伊勢原市の解説によれば「江戸時代の書物によると、昔この地が、小田原北条氏の家臣であった布施弾正左衛門の伯母の所領地だったことに由来するのだそうです。」

 

段差の多い丘陵、上がると南側がひらけて遠く相模湾まで見渡せます。
そんなところで道路から山側を見上げたとき、あれは古墳ではないかと。

松山古墳

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最上段の木の生えているのが墳丘です。〈古墳であることは名称含め後から確認した次第〉

この日歩いてきた厚木市から伊勢原市にかけての丹沢の山裾は古くから人の営みがあった場所なことは間違いなさそうで、日向薬師(寺伝による開山霊亀2(716)年)、比々多神社(建立は神武天皇6年(紀元前655年) 伝)などなど…
そして多くの古墳も存在します。〈周辺をGoogleマップで見ると古墳の数、最近また増えたような←ピンの立つ数ですよ〉

 

隣接する丘陵の先に比々多神社(相模國三之宮)

鳥居の下あたりから拝殿

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手前から

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すでに「節分祭」の幟〈はい、たしかにもう初詣じゃないですかね〉、今年の節分は2月2日です。

こちらの神社は予定にいれてなかったのですが、折角通りかかったので初詣してまいりました。

 

もう少し歩きます。再び坂道をのぼり、いせはら塔の山緑地公園から
公園のむこうの景色

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公園内の通路

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県立公園。シーズンオフ+天気もいまいちということで…

 

小さな峠をこえます。
峠付近から南西方向

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前方に下っていきますが、中央に見える谷間を上がっていくと善波峠、また山を越えてしまいます。途中左側に切れ間があるのでそこを下ります。

下って大住台という住宅地に出て、国道246号、東名高速を渡ると秦野市鶴巻、鶴巻温泉に至ります。

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この日はここまで。