2019-01-01から1年間の記事一覧
府中市内にある下河原緑道(しもがわらりょくどう)は元々、国鉄下河原線と通称される鉄道路線でした。下河原線は国鉄中央線国分寺駅から府中市の東京競馬場前駅までを結ぶ旅客線と、東京競馬場前駅の手前で分岐して多摩川に近い下河原駅までの貨物線からなっ…
西大井あたりから大森貝塚付近を流れていた、名もなき小さな川跡を訪ねて歩いてきました。 JR大森駅から線路沿いに数百メートル北へ行くと大森貝塚があります。ちょうどそこには浅い谷が通り、川が流れていました。現在JR線路が通っているところがかつての台…
川崎の埋立地、人工島の東扇島(ひがしおおぎしま)を少し歩いてきました。往復は徒歩でも通れる川崎港海底トンネルを使います。 東扇島というところは物流の拠点で、埠頭と倉庫が多くを占めていて一般の住宅などはまったくないのですが、展望施設を持つ川崎マ…
ここ2回、”神奈川綾瀬の川”と題して蓼川、比留川の歩記録をつくりました。綾瀬つながりで言えば、市内には目久尻川(めくじりがわ)も流れていて、3つの中ではいちばん大きな川です。座間市・相模原市の境界付近を源として海老名市、綾瀬市、藤沢市を流れ下…
前回ノートで蓼川(たてかわ)を記しました。その中にほんのちょっとだけ登場しましたが、支流、神奈川県綾瀬市を流れる比留川(ひるかわ)を今回は歩きます。 小さな川ですし、地味といえば地味です。 でも今回は相模野台地を流れる川として比留川は別格の古さ…
蓼川と書いて「たてかわ」と読みます。引地川水系の支流のひとつで神奈川県中部、主に綾瀬市内を流れ、藤沢市に入ってすぐ引地川に合流します。以前は「綾瀬川」と呼ばれていたこともあったようです。 今回は引地川との合流地点から上流にさかのぼって蓼川を…
横浜市旭区の西北部に源を発し、保土ヶ谷区、西区の市街地を流れ、横浜港で東京湾に注ぐ帷子川(かたびらがわ)。昔は激しく蛇行を繰り返して奔放に流れていた川でしたが、近年人の手による川の改修も激しく行われ、流路はあちらこちらで変化しています。 残さ…
横浜市旭区の西北部に源を発し、保土ヶ谷区、西区の市街地を流れ、横浜港で東京湾に注ぐ帷子川(かたびらがわ)をさかのぼって歩いています。 河口近くから中流域の旭区鶴ヶ峰、川のトンネルがある所まで”その1”で歩いてきました。今回その2は続きを歩き、源…
横浜市旭区の西北部に源を発し、保土ヶ谷区、西区の市街地を流れ、横浜港で東京湾に注ぐ帷子川(かたびらがわ)をさかのぼって歩きました。 今回その1は河口周辺から鶴ヶ峰、川のトンネルがある場所まで、青色のラインです。帷子川・足あと 出発点は横浜駅東…
最近恒例の大山道歩き、今回は小田原を起点とする六本松通り大山道を歩きました。 Wikipedia:大山道による経路は以下のようになっています。 東海道小田原宿(以降、神奈川県小田原市) - 多古村 - 飯泉の渡し(酒匂川) - 勝福寺門前町 - 千代村 - 高田村 …
ここ何回か、湘南や小田原方面へ出向く機会がありました。あちこちの花や緑を記録していたら結構な数になっていて、このまましまい込んでしまうのももったいないかなと、まとめてしまいました。大したもんじゃありませんが、出かけた先のおみやげをおすそ分…
矢倉沢から御殿場へ歩く途中、足柄峠の城跡で富士山を眺めた続きからです。 矢倉沢往還・矢倉沢から御殿場 足あと 前回、矢倉沢から足柄峠まで miwa3k.hatenablog.jp 今回、地図では足柄峠の黄色のマークから再開、御殿場へ向かいます。 もう一度、足柄城跡…
2019年の桜、東京は満開となり、よりによって絶好の晴天です。これを見に行かない手はないわってことで、すべての予定は繰り下げにして出かけてきました。突然思い立って決めた”やっつけコース(19km)”を歩いてのお花見です。 桜と水辺・お花見2019年/足あと…
青山通り大山道として赤坂御門(赤坂見附)から歩き出した道、大山も通り過ぎて相模国の西端、かつて関所もあった矢倉沢まで歩いてきました。前回から少し間が空きましたが、続くその先を歩く機会があったので、忘れないうちに記録しておきます。 矢倉沢往還…
板橋志村から歩き出したふじ大山道、途中で深大寺道に入って甲州街道の調布へ出てきました。その続きを、府中通り大山道合流となる町田の図師へ歩いたので途中経過など記録しておきます。 ふじ大山道・その2 足あと地図《調布~図師》 今回の経路は大まかに…
平成最後の花見とか言って、2019年も桜のシーズンを迎えています。今シーズンは個人的に桜を見に出向く機会があまりなさそうなので、これまでのふり返りをしていこうと思います。 これまでここに掲載した場所を取り上げて、オリジナルへのリンクをはってみま…
大山道歩きの続き、今回は”ふじ大山道”、富士街道です。 練馬区の街道筋に所々、ふじ大山道の解説板が建てられています。それを一部引用すると ふじ大山道は、大山街道、富士街道、道者街道ともよばれています。それは阿夫利山ともいわれた大山(神奈川県)…
横浜市神奈川区、鶴見区の臨海部を歩いていろんなもの写してきました。今回特にテーマは決めてません。 どこを歩いたか、足あとは記しておきます。 スタートは旧東海道の宿場町だった神奈川からです。 幕末の横浜開港時に海外の領事館として使われたお寺を2…
田村通りから始まって、柏尾、青山、八王子、府中通りをたどった大山道歩き、6番目は”羽根尾通り大山道”と呼ばれる道です。”Wikipedia大山道”を参考に経路を引いてみると 東海道前川村小名向原(以降、神奈川県小田原市) - 羽根尾 - 中村原 - 小船 - 小竹…
府中通り大山道、途方なき相模原、厚木区間を先へ、八王子通り大山道との合流地点、厚木市の荻野新宿を目指します。なにゆえ途方ないかといえば、この区間、旧道の道すじを忠実にたどれないところが多くて、迂回するのも半端ない。何だか妙な足あと(行程)…
府中通り大山道、前回、甲州街道と交わる府中まで歩いてきました。引き続き大山方面を目指し、先へ進みたいと思います。 府中通り大山道その2 足あと地図《府中~相模原麻溝台》 街道は現在のJR府中本町駅近くで線路を横切る格好になります。前回歩いたとき…
相模国大山に通ずる大山道歩きを続けていますが、今回からは”府中通り大山道”を歩きます。武蔵府中を通過する大山道ですが、起点は現在の埼玉県春日部市、日光街道粕壁宿となっています。 Wikipediaに記された経路を引用してみると 日光街道粕壁宿(埼玉県春…
流れとしては前回「葛西の川跡を歩く その3」に続くのですが、とうとう葛西からはみ出してしまいました。小岩まで行って葛西はないだろう、ということでシンプルなタイトルに変えました。 今回は一之江境川、小松川境川をたどります。それと最後に前堰川を…
江戸川区の荒川・中川と新中川・旧江戸川にはさまれた地域の川と水路をいくつか歩きました。その3は、新川、古川、宇喜田川です。葛西の北部にある川ですが、古川など葛西の範囲からは外れてしまいました。 江戸川区内たどった川の地図 新川:紫色、古川:…
江戸川区の荒川・中川と新中川・旧江戸川にはさまれた地域の川と水路をいくつか歩きました。その2は、長島川とその下流側に人工的に設けられた新長島川です。 江戸川区内たどった川の地図 濃い緑色のラインがその流路(跡)になります。下流部で新左近川に…
江戸川区の中川と新中川・旧江戸川にはさまれた地域の川と水路をいくつか歩きました。東京湾に近い側から順に記録していこうと思います。 最初は葛西地区にある左近川、新左近川とその堀跡いくつかです。これらの川(実態は違うかもしれませんが一応、「川」…
前回は八王子、甲州街道との分岐点から愛川町中津まで歩きました。その続きになります。 八王子通り大山道 その3足あと《愛川町中津~伊勢原・柏尾通り大山道合流》 使用したバス路線の都合で、この日の歩き出しは前回離脱地点から東へ1㎞ほど離れた内陸工…
その1で入間から八王子まで歩いてきた八王子通り大山道、大山に向かって続きを歩きます。 八王子通り大山道 その2足あと《八王子~愛川町中津》 前回から日を改めて八王子へ向かい、甲州街道との分岐点、八日町交差点へ。 駅から商店街の歩道を10分ほどで…
杉並区北部の上井草、下井草あたりを流れていて、いまはすべて暗渠になっている井草川。本流に流れ込む小さな支流まで、流れの痕跡があちこちに残っており、それらをたどる暗渠の迷路歩きをしてきました。(歩いたのは2018年10月ですが、まとめるまで時間が…
相模国大山に通ずる大山道歩き、今回は”八王子通り大山道”です。 八王子通りとありますが起点は中山道・熊谷、そこで分かれた道が八王子を経由して大山に向かうということです。熊谷からとは距離が長いように感じますが、江戸時代からの大山講は関東甲信越一…